癌と音楽
現在、乳癌2回、そして胸膜への遠隔転移となり、完治は目指すことなく、細々と長生きをする、癌と共存という形を選んでから半年近くになりました。
体調は相変わらず元気に思えます。
しかし、少しずつ変化が出てきました。
それは、フルートを演奏することです。
レッスンで教えているときには感じませんでしたが、長い曲を1曲吹けなくなってきました。
息を激しく使うような曲は、胸が痛いことに気づきました。
本来の私は、元気で力強い曲が好きです。
そのような曲は吹けなくなってきたようです。
息も長く続かないので、フレーズが長い曲は無理です。
明日は、私の生徒さんたちの晴れ舞台。
自分の演奏を披露する発表会という形ではなく、お客様に自分の演奏を聴いてもらうコンサートに出演すると思って演奏してもらいます。
私は、長年レッスンを続けて来てくれた生徒さんにピアノ伴奏をしてもらい、講師演奏としてフルートを吹きます。
あと何回、発表会の講師演奏でフルートが吹けるかわかりません。
だからこそ、1回1回の演奏を大切にしたいです。
「音を楽しむから音楽」
私の心を伝えられるような一日になりますように。
でも、台風が心配です、、、、。
皆さんが無事に参加できますように。