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菊地敦己「グラフィックデザインのある空間」をみにいったよ
自分の言葉で書くのがはずかしいので
200歳のおばあちゃんの言葉に変換してお届けします
200歳のおばあちゃん、菊地敦己展を観る
ほほほ、お久しぶりじゃのう。今日は銀座で開かれておった菊地敦己さんの展覧会を見に行った話をしようかの。長生きしとると、いろんな展示を見てきたもんじゃが、今回のはまた格別じゃった。
広い空間に大きく三つのメッセージ。なんと贅沢な展示じゃろう。菊地さんの作品はいつも、平面の中で図と色を巧みに操って、さまざまな視覚表現を見せてくれる。今回もそれは健在じゃったが、さらに「質感」と「空間」までもが加わっとったんじゃ。シンプルながら、じっくりと読み取ることの多い展示であったよ。
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陰影のない色面は、なぜか空間の奥行きが狭く感じるんじゃな。色面がある/ない。線がある/ない。それだけで意味が変わる。まったく、不思議なものじゃ。
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オフセット印刷のポスターとレーザー印刷をはりあわせたペラペラの出力の対比を見せる作品。後ろに蛍光ピンクの色面がある意味はなんじゃったんじゃ。
実は、2023年には、松屋銀座のデザインギャラリー1953で開かれた「起点のように見えるアイデアは大抵作業の後半で発見される」展も見に行ったんじゃよ。あの展示も確かに面白かったことは覚えておる。じゃが、詳細な感想を掘り起こそうとしても、なかなか思い出せんのじゃよ。こういうときに思うんじゃが、拙くてもええから、やっぱり文に残しておくべきじゃのう。
ところで、展覧会とは関係ないんじゃが、2階のライブラリーがな、わしがまさに今読みたいと思っていた本が揃っとったんじゃ。こんなことがあると、また行きたくなるもんじゃのう。
また展示を見に行ったら、お話ししようかのう。ほほほ。