8月
8月の風を 両手で抱きしめたら
イマジネーション 飛び立つのサヴァンナへ
(プリプリの中でいちばん好きな曲)
NOの先に待ってるもの
それは独立である。占いにそう書いてあった。
偏愛
大学生のとき、Queenが好きすぎてイギリスに住みたいと思っていた。上野のレンタルスペースでライブ映像を観るオフ会に誘われ、そこで知り合ったイギリスで留学経験があるキラキラお姉様に夢を語った。
「たしかに就活は大事かもしれないけど、それが全てじゃないのよ。ロンドンでソウルメイトと二人暮らしして古着屋さんやるのも選択肢の一つじゃない?フレディとロジャーみたいに。」
素敵なご助言をいただいた。当時は社会のレールから外れることに怯えていたけど、今となっては就活も夢を叶える手段にすぎないよな〜と思う。(就活生に届け)
半年後、お姉様の言葉を胸にロンドンへ渡った。ご飯がまずい、ストライキがよく起こる等々悪い面も聞かされていたし実際に経験したけど、それを帳消ししてしまうほどイギリス人のおしゃべり好きな人柄や赤を基調としたかわいい街並みに惚れ込んだ。日本に帰りたくなかった。
その後、残念ながらパンデミックのためイギリスに住む夢はだんだんと薄れていった。旅行できただけラッキーと思うようになった。今の仕事もまあまあ好きだし、たまに旅行に行けてるし、結婚して家庭が持てたらもう我人生に悔いなしと言い聞かせていた。
今月上旬、まあまあ好きだった職場で異変が起きた。ミスやトラブルではないけど、もうここで頑張らなくてもいいや〜とモヤモヤする出来事があった。内省の時間をたっぷり取ったおかげで、忘れかけていた夢をもう一度拾い上げることができた。
「イギリスに住もうかな。」
ぼそっと言った。唐突すぎるし反対されるかなぁと思ったら、家族も親友もやっぱりね〜という反応で、背中を押してくれた。親は早速ガイドブックを買ってきたし(すでに私の家に遊びに来るつもりらしい)、親友はパリ留学で役に立ったライフハックを伝授してくれた。ずっと自分の気持ちに蓋をしていたんだなとようやく気づいた。たくさん遠回りしちゃった〜
ソロ活再燃
この先一人で生きて行くのはあまりにも寂しい。5月に社会人サークルに参加してからソロ活を封印していた。映画一本観るときでさえ友人に声をかけた。誰かと過ごす時間は好きだけどちょっと疲れた。大自然の中でリフレッシュしたくなったので、日帰りで行けそうなところを調べた。猿島がヒットしたので、炎天下の中一人で向かった。
めちゃくちゃ楽しかった…!
一時間あればサクッと一周できちゃう小さな島だけど、3月に行ったグリーン島を思い出して心が踊った。
待ち合わせの時間を決めなくていい、移動手段を選んでいい、自分のペースで歩いていい、好きなときに好きなものを食べていい、飽きるまでそこにいていい。相手に気を遣わなくていい。
これぞお一人様天国である。
グラムロッカーになりたい
好物はファーコート、サテンやレースのブラウス、ベロアのジャンプスーツ、ビジューやスパンコールが付いたジャケット、フレアパンツ、ロングブーツ。グラムな格好をしているとイイ女になれるから大好き。ミニマム&ヘルシーにお洒落したかったけど、露出多めやペラペラの素材は似合わなくて諦めた。通気性悪そうな分厚くて重めの服のほうがしっくりくる。生地がしっかりしてる分お値段張って装飾も多いから、クリーニング屋さんのブラックリストに載っていないか心配です。
お察しの通り夏は服難民になるので、秋服が並び始めると嬉しい〜!
夢で逢えたら
お盆らしいことは何もしていない。夏休みは9月に取ったので、仕事三昧の一週間だった。
最終日の8月18日、夢を見た。今年の春に亡くなった師匠と、昔飼ってた愛犬が出てきた。いつも通りバイトに行くと、師匠は楽しそうに絵を教えていた。帰宅すると愛犬が私の部屋で待っていて、ひたすら「かわいいね〜〜」と頭を撫でまくった。夢の中の私は、二人がすでに亡くなっていることに気づいていない。特に言葉を交わしたわけではないけど、終始穏やかだった。
師匠はクリスチャンだったから、お盆は関係ないと思う(?) 愛犬のほうは母と弟がお墓参りに行ったみたいだけど、私と父は仕事で行けなかった。それが心残りだったのかもしれない。翌日、お花を供えてきた。
「世界でいちばん熱い夏」にはほど遠い8月だった。
この夏の大半はクーラーの効いた部屋で絵を描いていた。4月にスランプになってもうダメかもと思ったけど、今ではお昼ご飯を食べ忘れるくらい夢中で描いている。ここまで画業を続けて来れたのは、友人やnoteで出会った方が落ち込んでいる時期もずっと復活を待っていてくれたからです。応援してくれてる方の優しさに触れると「恩を返さなきゃ!」って気合いが入る。そして何より絵を描いてる時間が大好きだって気づいた。
ハートは世界でいちばん熱かったかもしれない。