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遠方の新居建設、ワーケーションで見に行ってみた!3/3【コンセント・スイッチ確認編】

1回目の記事では「ワーケーションと気密測定」、2回目の記事では、「窓の実物確認」で気づいたことをレポートしました。
3回目となる今回の記事では、「コンセント・スイッチ」確認のレポートをまとめてみます。

コンセント・スイッチ確認(電気立ち合い)とは

コンセント・スイッチ確認とは、上棟(屋根上部まで骨組みができあがること)後に行う工程です。
コンセントやスイッチの取付位置を、現場立ち合いで微調整してもらいます。

Twitterで必要工程だと認識

実は、コンセント・スイッチ確認、パートナーの工務店にもらった工程表には存在せず、Twitterで見かけて知りました(笑)

下記ツイート添付図の③「完成まで」1つめの工程です。

新居の図面で、スイッチやコンセント位置は
「高さはFL(床)+1050mm」など高さは決まっていましたが、
横位置は、図面になんとなく図示されているのみ。
扉横の50mmなのか150mmなのか、ハッキリ書かれていません。
というか、1つひとつ書いていたらコンセントが多くて発狂しそうです。

何も指示しなければ、現場で、電気配線の施工者が「図面からすると、まあこのくらい」と決めるのでしょう。

先輩宅で生体験談「コンセント全部調整する勢いで要望すべし」!

コロナもあり、私は家づくりを始めた2020年以降、「友達の新居に遊びに行って話を聞かせてもらう」という機会はほとんどありませんでした。
そんな中、2022年の秋、新築数か月の先輩宅を訪問する貴重な機会をゲット。

その先輩のコンセント体験談に圧倒されました。

「ほら、ここの和室ここにコンセントあるでしょ? これ、さいしょはこっちだったの。この腕のひとのばしでストレスが違うの!」
「この階段の踊り場はこの位置で妥協しちゃったんだよね。ここも粘ればよかった。あそこのコンセントだと、ここって位置に足元灯がとれなくて、結局電池式置いてるの」
「もうね、コンセントは、ぜんぶ調整する勢いでしっかり確認して直すのがいいよ!!」

目の前でコンセントを示されながら説明され、すごい説得力。
ぜ、ぜんぶですか……わかりました先輩!

とりあえず、コンセント・スイッチ確認で位置を直しまくるのは「めずらしくないこと」とわかったので、ガツガツ強気で修正していこうと決意しました。
(この心構えを持っておくだけで、だいぶ違うと思います!)

新居で、いざコンセント・スイッチ位置確認っ!

工務店さんには、あらかじめ、気密測定の後に、コンセント・照明を確認する時間がほしいと要望し、時間を確保してもらっていました。

照明の図面を手に持って、1階と2回に分け、1カ所1カ所、全部屋を一定方向(反時計回りにしました)に巡ります。

実際に歩き回る、手を伸ばすと、修正が出る出る

部屋の扉を開けるマネをして手探りでスイッチをつける、
部屋を出ようとしてスイッチを消す、
デスクと思われる場所になってみて、
スマホの充電をさすマネをしてみる…。

やってみると、
「あ~もう少し近いほうがいい!」
「もう少しこっちがいい!」

と変更要望が出るわ出るわ。
図面と現実感が全く違いました。

その場で、現場監督さんに
「この位置でもいけますか? 動かせますか?」と聞きまくり、
即決していきます。

下の写真はお風呂の照明スイッチ。
動線から10cmでも近いところにしたい!と要望しました。

スイッチプレートの穴開いちゃってますが、穴あけ位置が図示されている段階で行うのがベストです。

位置変更だけでなく、コンセント追加もしました。書斎デスク天板上で使うコンセントの下、天板下の位置に追加しておきました。
実際にデスク位置に中腰になってみると、足元に、シュレッダーやら、電動ステッパーや勤務中のエアロバイクやら!?電化製品置きたくなりそうだなと思いましたので…。

コンセントは、電気工事士の夫(※DIY趣味から資格取得)によると、
天井から電気配線をだらーんと下げ、壁から出してコンセントボックスに仕上げるもの。
すでに配置が決まっているコンセントを上下左右に~30cmくらい動かす(電気配線を壁から出す位置を変える)、コンセントの上下部分にもう1つコンセントボックスを追加する(既に通している配線から枝分かれさせる)ことは、そんなに大変なことではないそうです。
無意味にやりすぎるのはダメですけどね…。

照明の位置も多数修正(おもに高さ上げ)

照明位置の高さも複数、調整依頼してきました。
現地で見ると、とくに、壁付けのブラケットライトが修正したくなります。

 平面図だと「照明は床から1800mmか、ふーん」だったのが、現地で見ると「これ頭ぶつけそう?高くしてもいいんじゃない?」となるのです。

実際にぶつかるかどうかはさておき、「ぶつかりそうで怖い、避けるようにして動いちゃう、これは導線が悪そう」のような感覚は、現場で自分が動いて体験しないとわかりませんでした。

下の写真は、ブラケットライトを200mmあげてもらったところです。

天井高とのバランスも図面ではわからないので、現地での確認は貴重な機会

余談1・ダイニングテーブル天板モックがあると確認の質UP

さらに今回、事前にTwitterでアドバイスいただき、段ボールを切り貼りした
ダイニングテーブル天板モックを用意しました。

これ、とてもよかったです!
ダイニングテーブルは、新調予定だった無印良品・幅1800mm奥行850mmを実物大で用意したのですが、これを置いてみると…

収納の建具(下写真の紫線)を開けたとき、座っている人とぶつかりそう!
→図面上で考えていた位置より、テーブルを離したくなるなあ
→照明位置あわないw ペンダントで吊り下げ位置を変えよう(緑線)
→壁際に小物収納置くと、カニ歩きになっちゃうかも?(左のオレンジの人)
・・・モックがあると、急にイメージが具現化しました。

台は現場にあったものをお借りしました。天板を床に置くだけでも導線確認しやすくなるそうです

結果、私たちは、導線重視のために、ダイニングテーブルを1サイズ下げて、幅1500mmで購入することに決めました。
うーん、確認してよかった。

【余談】私たち夫婦は無印良品が好きなのですが、理由の1つがリセールバリューが手堅いからです。
抜群の知名度で、作りもしっかり・傷みにくく、中古品に一定需要がある。=使用時期が終わったら、粗大ごみにならず、お小遣いもらって手放せます。
今回買う幅1500mmのダイニングは、5~10年後子どもが大きくなって大人の体格になってきたら手放し、部屋を片付けて、1800mmのダイニングテーブルを置きたいと思います。それも楽しみ。

余談2・大型家電モックもあるといいよ

今回は、ダイニング天板のほかにもう1つ、ダンボールモックを用意していきました。それはガス乾燥機・乾太くんのモック

我が家は借家時代から乾太くんを愛用し、新居ではランドリールームという一等地を用意します。
※不動産屋さんに、乾太くんをおススメしまくった記事、こちら
※乾太くん・洗濯機・物干しの位置関係を簡単に紹介した記事、こちら

この乾太くんのために、屋外への排気ダクトの穴を開ける必要があります。
この穴、図面で決めた位置から少し下げてもいいのでは?と、現場監督さんから事前に提案をもらっていました。

そこで、持ち込みました乾太くん実物大モック。
うん、やはり実物を置くと、配管位置のイメージもしやすい!(下・比較写真)。
もともと、点線の〇付近が排気口予定だったのですが、提案に沿って位置を下げ、●付近に決定しました。

ワーケーション中のホテルで、ドラッグストアからもらったダンボールを切り貼りしましたよ…!

引っ越して、ランドリールームが完成したら、その使い勝手をレポートしたいなあと思います。


全3回にわたってお届けしました、新居建設を見に行くワーケーションレポはひとまずここまで!

次に書いたのは、
1か月後に再びワーケーションで決行した施主検査についての記事です。
よろしければ、ご訪問くださいね!

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