【2024年最新】 フランスでPACSを申請する🇫🇷
Bonjour, tout le monde🌞
先日、フランス人パートナーとPACSを締結しました🫶♥️
2024年現在のPACSの申請方法を解説していきます。
※MAIRIEによって必要な申請書類の内容が違いますので、必ず最寄りのMAIRIEで確認してください👀!
1.PACSとは
フランスでは結婚の形も多様性🌎
元々はLGBTの方の為に1999年に考案された民事連帯契約ですが、近年フランスでは結婚と同等に広く普及しています。
2.最寄りのMAIRIE(市役所)へ
まず行うことは、最寄りのMAIRIE(市役所)に行くことです。
直接MAIRIEに向かい、PACSに必要な書類を確認することをお勧めします。
筆者がMAIRIEで実際にもらった、必要な書類を一覧にした用紙です。
⚠️MAIRIEで確認すること
出生証明書、慣習証明書に関して
・法的認証(アポスティーユ)が必要かどうか
・法廷翻訳が必要かどうか
を確認することを忘れないで下さい👀!
3.書類を準備する
MAIRIEでもらった書類一覧に沿って書類を集めていきます。
・PACS契約書
「Convention-type de pacte civil de solidarité (Pacs)」
筆者はMAIRIEで貰いましたが、リンクから記入用紙を入手できます👀
・共同宣言書
「Déclaration conjointe de pacte civil de solidarité et attestation sur l'honneur de non-parenté, non-alliance, et résidence commune」
筆者はMAIRIEで貰いましたが、リンクから記入用紙を入手できます👀
・出生証明書(原本)「Acte de naissance」
①戸籍謄本(原本)の発行
出生証明書「Acte de naissance」は戸籍謄本に該当します。
筆者は委任状を日本に住んでいる家族宛に送り、発行してもらいました。
②法的認証(アポスティーユ)の付与
日本では東京・大阪にある外務省の窓口・郵送で依頼ができます。
筆者は委任状を日本に住んでいる家族宛に送り、発行してもらいました。
外務省からアポスティーユが付与された書類が日本に住んでいる家族宛に返送され、それからフランスまで届くのに最短でも1ヶ月はかかります。
(書類には有効期限があるので計画的に…☝️)
③法廷翻訳の依頼
アポスティーユが付与された戸籍謄本(原本)が手元に届いたら、法廷翻訳を依頼します。在フランス日本大使館HPより法廷翻訳家の案内が出ています。
筆者は幾つかでメールで見積もりを行い、最終的に費用70€、5〜7日程度で翻訳を受け取りました。
・慣習証明書「Certificat de coutume」
日本には慣習証明書という書類は存在しません。
在フランス日本大使館HPではとても親切に代替を提示してくれています。
つまり、日本で発行した、「戸籍謄本」と「身分証明書」にフランス語訳文を添付してくれて、慣習証明書の代わりにしてくれると言っています😌💗
(筆者の場合は、戸籍謄本に法廷翻訳の指示があったので、在フランス日本大使館ではフランス語訳文を依頼していません。)
①本籍地の身分証明書の発行
慣習証明書の代わりのものとして本籍地の身分証明書を発行します。
筆者は委任状を日本に住んでいる家族宛に送りましたが、発行依頼をした本籍地市役所では身分証明書(破産、禁治産、準禁治産の宣告、後見登記の通知を受けていない旨の証明書)という名の公的書類は存在しませんでした。この為、後見等証明書(破産や後見登記の通知を受けていない旨の証明書)という書類を発行してもらいました。
②法的認証(アポスティーユ)の付与
指示にはありませんでしたが、日本の公的書類の為、外務省の印があった方がいいかな〜と思いつつ、戸籍謄本のついでにこちらもアポスティーユをつけてもらいました。
③在フランス日本大使館へ
パスポート、滞在許可証、公的書類を持って大使館へ行きます。
無破産証明書・身分証明書(Certificat de non-faillite)という用紙を記入して窓口で提出します。(在留届を提出している方は申請のみ郵送で出来ます。)
証明手数料30€、1週間程度で受け取りが可能でした。受け取りの際に、大使館の方から「こちらの手紙をPACS申請時に市役所の方にお見せください。」とのことで、A4の用紙の手紙を受け取りました。こちらの手紙には「日本には慣習証明書が存在しない事、必要な事項は発行した書類に示されている事…etc」が書かれていましたので、提出時必ず同封するようにしてください⚠️👀!
・PACS契約のない証明書「Certificat de non pacte civil de solidarité 」
Service-Public.frからオンラインで申請できます。1週間程度でダウンロードが可能です。
4.PACS締結へ
書類が全て揃ったら、予約の提案を受ける前に申請書類の安全性・信頼性の確認をしてもらいます。
書類が確認できたら、マダムより「ホームページから予約を取ってね。あと簡単よ。」とのことでHPより予約をとりました。バカンス期間中でしたが、問題なく直近で予約が取れ、予約当日、30分程でPACSを締結することができました🫶♥️
5.おわり
日本からの書類の取り寄せや翻訳家の依頼など…約2ヶ月かかりました📑!
MAIRIEで対応するスタッフによっても対応が違うようなので、「念の為に」精神で準備されることをお勧めします💭
無事にPACSを締結できますように🫶