本気で良いもの作りたい、ただそれだけ
「どうやったら認められるんだろう?」
私が考えているのは、常にそんなことばかり。
YouTube漫画動画のシナリオライターとして、活動して早2年半。
業界内ではそこそこ古株だと思うし、それなりに成果を残してきたとも思う。
2年半前に比べて、私を取り巻く環境も大きく変化し、それなりにポジションを確立してきたとも思う。
しかし、だからなんだというんだ。
そんなことは、正直大した問題ではなくて、大事なのは「だから結局、私は良い作品作りができているのか?」という、そっちのほう。
私の人となりとか、立ち回りとか、ディレクターとしてどうだとか、コーチングスキルがどうとか、そんなことはもうどうでもいい。
発信力とか、影響力だってどうでも良い。
忖度は嫌いだ。
歯に衣着せず、ズバズバ言いたいし、言われたい。
抜き差しならない、スリリングな関係。
常に真剣勝負の中に身を置きたい、そう願う。
ただ、いかんせん、そういう関係性を保ってお付き合いしてくれる方というのは、非常に少ない。
色眼鏡抜きで、純粋に「作品の良し悪し」を語れる場所というものも、存在しない。
なんだか世の中って、本当に面倒くさいし不便だ。
私が望むのは、私が手掛ける作品が世間に認められたい、ただそれだけ。
世に認められるような作品を、作り続けたい。
生み出し続けたい。
常に成長できる環境に身を置き、一心に作品作りに向き合いたい。
「おもしろい」ただそれだけが、私を満足させてくれる唯一の称号であるように思う。
面白い、夢中で読んだ、夢中で観た。
もっと観たい、続きが気になる、続編は??
純粋に、作品に向けられた感想というものを、真正面から受け止めて作品作りに生かしたい、と常に願っている。
とにかく、作品が良ければ良い。
作品が評価されることが私にとっては至上の喜びであって、それ以上もそれ以下もない。
どうやったら認められるようになるのか?
それはもう、多くの人に認められるような作品を生み出し続けるしか無いと思う。
面白い、夢中で見る、時間を忘れて見入る、それこそが最上級の褒め言葉でもあると思う。
何がいいとか、どこがいいとか、そんなことはもうどうだっていい。
「どこが良かったか教えて」なんていうのは、作家のエゴだ。
「夢中で見させる」「おもしろい!!と断言できる」「もっと見たい!」こういう言葉やアクションを引き出すことが、最上級の褒め言葉に代わるものではないのか。
なまじ中途半端な、わかってるんだかわかってないんだかわからないような褒めとか解説なら、「マジで良かった!!サイコーだった!!何度も見た!!」って興奮冷めやらぬ様子を伝えてもらったほうが、熱量が伝わるとすら思う。
私が何を言いたいのか。
それは即ち、誰がなんと言おうと、誰がどう思おうと、私はまだまだ自分に満足していないし、これからもずっと満足しないであろうということ。
だって、まだ私は満足いく作品を残せていないから。
ライターとして成長していくには、どうすればいいのか?
良い作品を作るためには、どうすればいいのか?
答えのない問いの答えを探すために、ひたすらがむしゃらに書き続ける。
答えは無い。
正解も、正道も、存在しない。
道なき道を、ただひたすらに進むだけ。
時に失敗もするし、とんでもないジャングルに足を踏み入れてしまうこともある。
自分自身の力無さに、何度も何度も絶望したし、悔し涙を何度も何度も流してきた。
歯ぎしりして、地団駄踏んで、でもどうにもならないから、再び立ち上がる。
それの繰り返し。
何が私を駆り立てているのか、私自身にもよくわからない。
ただ、もっともっと上手くなりたいし、多くの人に認められたい。
文句無し、間違いなく面白い!!
一度でいいから、そんな風に言われてみたい。
まったくもってそんな境地には至れていないし、まだまだ遠いと思う。
しかし、やってやれないことはない、と思っている。
私はまだまだ自分に満足しない。
もっともっと、作品作りの腕を磨き続ける。
そして「面白い!!」と心から思える作品を、排出し続ける。
シンプルに、目指すのはそこ。
本気で良いもの作りたい、ただそれだけ。
もし、あなたの心に少しでも安らぎや幸福感が戻ってきたのなら、幸いです。 私はいつでもにここいます。