ごあいさつ・配信動画のお知らせ
こんにちは!mio tapiro 主催の一人、伊藤恵理です。
私たちmio tapiro(ミオ・タピーロ)は、役者である伊藤恵理、根岸唯が2020年12月に結成した表現活動ユニットです。主にYouTubeで朗読動画を投稿しており、今年の2月末にはリーディング公演も行いました。
第1回目のnoteでは、私達が結成してからこれまでの活動をご紹介します。
【動画】#1 グリム童話『小人と靴屋さん』
記念すべき初投稿は12月ということで、クリスマスにピッタリのグリム童話『小人と靴屋さん』を投稿しました。
ツイートにも記載していますが、劇中の音楽は唯さんが作っています!
mio tapiroの活動では、役者以外にも各々がやってみたいことに挑戦しています。唯さんは作曲や演奏、私は動画編集というように。
今回は童話なので、子ども向けのお芝居にも出演している杉林志保さんにも参加していただき、みんなで劇中歌のアイデアを出し合いました。小人の歌、楽しく収録できたので是非聴いていただきたいです!
絵は私が担当したのですが、展開に合わせて絵をつけるというのが中々大変で、作成の終盤はヒィヒィ言っていましたね!もし、描いてみたい!という方がいましたら、検討するので伊藤にこっそり教えてください!
【動画】#2『千年後の世界』海野十三
第2回はSF作品!唯さんセレクションです。私と唯さんは文学座附属演劇研究所本科57期夜間部を卒業しているので、ゲストの出演者も今のところ同期が多いのですが、滝本圭くんもその一人です。彼がフルハタのキャラクターに合っていそうだな〜と思い、お願いしました。
もともとは軽いジャブを継続的に打つ!という動画企画だったのですが、1回目は劇中歌+季節ネタで締め切りが早い、2回目は20分超えという、早くも「軽いジャブってなに?」状態に。20分超えなので分割するか非常に悩みました。。しかし、こういう作品は一気に聞いた方が面白いですからね!今後、中〜長編にもチャレンジしていきたいと思っています。
【動画】#3『飴だま』新美南吉
後に記載するリーディング公演の稽古期間だったので、第3回は短めの童話作品になりました。丸本琢郎くんがおさむらい役で、いい味を出してくれています!杉林さんも再登場し、「飴だまちょ〜だいよぉ〜!」と駄々をこねあいました(笑)
基本的にはオンライン上で読み合わせをした後、スタジオに出演者が集まって収録てします。なかなか気軽に集まることができない状況なので、作品作りを通して役者同士が創意工夫できる環境を設けたことは、自分としてもやってよかったなと感じています。
『千年後の世界』ではSFらしく電子音を使用していましたが、こちらはギターの演奏を録音しています。春のぽかぽかした陽気が伝わりますように。
【リーディング公演】『あのときの王子くん』
2021年2/28(日)、ユニットとして初のリーディング公演を実施しました!
サン=テグジュペリの名作を4名の役者でお送りしました。王子くんを山田真央さん、僕を加藤彩さんが演じています。
写真左から根岸唯、加藤彩、山田真央、伊藤恵理
動画で培った経験を活かし、劇中にオリジナルの楽曲を流したり、カリンバやピアニカなどの楽器を使用しました。
全部を上演しようすると2時間はかかるので、それをリーディング用に60分にまとめる作業がとても大変でした。どこも切りたくないんすよね!(涙)
私の通っているレッスンの講師が「全員でカット版をつくってみて、プレゼン大会をしてみたら?」とアドバイスをしてくださいまして、稽古の序盤は各々が思い思いのシーンを切り取り、読み合わせや議論を重ねました。出演者のカットや演出の仕方で印象も変わり、面白かったです。私のカットの仕方は、児童文学が好きなこともあり少々わかりやす過ぎたので、唯さんや真央さんカットの映画的な空気を大事にしつつ、彩さんのまとめ方を参考にして……という風にして、時間内に収めていきました。
私は夕焼けのシーンが大好きなのですが、ど〜しても入れる隙間がない〜!(泣)ということで、大路絢かさんなど素敵なイラストを描いてくださる方に、作品をイメージした絵画を提供していただきました。自主企画をやる上で伊藤が希望していたことの一つです。ある方が「展覧会は芸術家にとっての教会だ」と仰っており、俳優にとっての劇場に通じるものがあるな……と感じまして。では、mio tapiroの教会をつくろう!と思った次第です。
終演から大分時間が経ちましたが、近日中に映像配信を行います!配信用の映像は渡邊 健太郎さんが撮影・編集してくださいました。
配信に関しての詳細はnoteやTwitterで告知しますので、フォローしていただけますと幸いです。YouTubeチャンネルの登録やgoodボタンも励みになりますので、是非お願い致します!ご感想や作品のリクエストもお待ちしております。
ここまで読んでいただきありがとうございました。まだ不安な社会情勢が続きますが、少しでも芸術が皆様の心の支えになることを願っております。
それでは、また!
mio tapiro 伊藤恵理