自転車が盗まれた!?~各種手続きについて~
はじめに
Q. あなたは起床して、身支度を整え、さて出社するかとアパートの自転車置き場に向かいましたが、自転車がありません。この場合、どうすればいいでしょうか?
A.そんな人のために体験を交えて記事を残します。ああ、辛い。
ちなみに、名古屋市で、アパート住まい。駅の駐輪所契約の事例です。
結論だけ知りたい方への概略
①警察に連絡
必要なもの:防犯登録カード、自転車のレシート、認印
もらえるもの:被害届の連絡メモ
②自転車屋に連絡(総合保障のオプション)
必要なもの:防犯登録カード、被害届のメモ(被害受理番号)、購入時のレシート、
もらえるもの:自転車の割引
③保険会社に連絡
必要なもの:被害届のメモ(被害受理番号)、保険の契約書番号、駐輪所の写真(スマフォで撮って印刷しても大丈夫)、自転車や付属品のレシートのコピー
もらえるもの:保険金(大体全額帰ってきました)
④駅の駐輪場に連絡
必要なもの:被害届のメモ(被害受理番号)、駐輪場のカード
もらえるもの:駐輪場の定期券(市営地下鉄の場合シール)の再発行
アパートの管理会社にも連絡しましたが、あまり感触は良くなかったです(別にできることはありません、的な/涙)。管理会社(マンションの場合は管理人など)にも寄るかもしれませんので、一報入れておくのは間違いではないかもです。
①警察に連絡
まず110番です。事故か事件か聞かれますので、事件で、自宅(アパート)の駐輪場で自転車が盗まれた旨を伝えます。すると、警官を向かわせるので、自転車の防犯登録カードと印鑑用意して待って欲しいと伝えられます。こちら、お住いの地域によっては「警察署まで来い」となる場合もあるようです。
この時点で会社の始業に遅れるのですが、まだ誰も出社していないだろう時間だったので後で連絡しました。
30分~1時間後、警官2人が来てくれました。防犯登録カードを見せ、自転車の特徴、何時頃気づいたかなど聞かれます。ちなみに、鍵をかけたかは念入りに聞かれます。ここでノーマークだったのが、自転車の値段。それと、被害としてどれだけの金額かを聞かれます。後で述べますが、保険会社に連絡するときもレシートは必須なので、防犯登録カードはレシートと一緒に入れておくのが良さそうです。
さて、ここから分岐点なのですが、自転車が出てくると信じて待つか、買い直すか。とはいえどすぐには出てこないと思われます(スマートタグとかつけてるならまだしも、ってかやっぱり、つけておくべきか……)。保険会社のやり取りは2周間ぐらいかかったので、さっさと自転車は書い直したほうが良さそうです。
②自転車屋に連絡
さて、最寄りの自転車屋がサイクルベースあさひなので、そこで購入した際、サイクルメイトに加入しておりました。こちら、3年間メンテナンスが無料というのが大きいのですが、盗難時に(電気アシストなしの通常の自転車の場合)、1年目は購入時の20%、2、3年目は40%で新車が購入できるというサービスが付いております。もちろん、購入した自転車の代金からの算出になるので、新品の自転車が8割引、6割引になるわけではないのでご注意を。また、付属品は書い直しになるので結構痛いです。
こちら、認印と盗まれた自転車の防犯登録カード、盗難届の受理番号(連絡カード)、加入時にもらえるサイクルメイトカード、それと買った時のレシートが必要になります。やはり、購入時の一式はまとめておいたほうがこういうときに役に立ちます。
ちなみに、この制度を使ってしまうと自転車が発見された場合に廃車扱いにする方向になるらしいので、その辺りはご注意を。防犯登録カードはここで自転車屋預かりとなります。
そうは言っても、状況からすると見つからない可能性が高いわけで。結局、土曜日まで待って買いに行ったのですが、結果としては盗まれた日にそのまま買いに行っても良かったかもです。
③保険会社に連絡
アパート借りると、火災保険に加入することになります。さてこの火災保険をよく見ると、盗難にも対応していたりするのです。なので、とりあえず連絡してみたところ、アパートの駐輪場も対象ということで、まずは書類を送ってくれることになりました。ここで、保険の契約書番号が必要になるので、わかるところに置いておきましょう。こういう時の保険です。
数日後、届いた書類に必要事項を記入して、返信します。ここで大事なのは(駐輪所の写真が要るのですが、これはスマフォで撮って印刷したやつで大丈夫でした)、盗まれた自転車の詳細と付属品の金額の詳細です。これは細かく書けば書くほど良さげです。ただ、それだけの金額がかかっているという証明書(要するにレシート)のコピーも送る必要があります。
この辺、ちょっと私はミスってしまったので何度かやり取りをして現行モデル+レシートに書いてた付属品分が保証されることになりました。土日と祝日も挟んだので、だいたい2週間ぐらい掛かったわけですが、新しい自転車と付属品を足した全額と同じぐらいが返ってくる感じです(この時点でまだ振込確認できてないですが・汗)(翌日、振り込まれているのを確認できました)。
④駅の駐輪場に連絡
名古屋市営地下鉄の駐輪場の定期券、自転車に貼るシールなので、盗まれると再発行する必要があります(しばらく代車を乗る場合とかも)。
窓口が空いてる時間が限られているので、空いてる時間に被害届のメモ(被害受理番号)と定期のカード(普通に発行するときに使うものが別に存在するのです)を持って行き、必要書類に記入して再発行の手続き完了です。ここは本当に、各自治体だったり運営会社によりけりだと思いますので、一旦、電話などで必要書類を確認するのが良いかと思います。
終わりに
さて、ここまでお読み頂いた方の中には、「「元の自転車の4割値段+付属品」と同額の保証金となると、保険金は元の自転車の購入金額よりも少ないのではないか」、と訝る方もいらっしゃるかと思います。
……新車、実は元の自転車よりもグレード上げております……
ちょうど差額分に収まった感じです。いや、本当にピッタリだったので我ながら驚いているところです。こういうこともあるもんだ。
あとは、窃盗犯が逮捕された場合に弁償が請求できるかどうかですかね。ここで警察に申告した金額が生きてくるわけですが。さてさて。
……っと、ネタにしないとやっていられない、というお話でした。
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