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被害者への支援を願う

ブラック企業の被害者や夫婦間DV、レイプ、子供や身近な人がハラスメントや虐待されたら、なぜ、逃げないの?と言われますよね?そこまでする親って最悪!家庭環境が悪い!その会社が悪い!その旦那や嫁が悪い!もっと、しっかりしろ!もっと、不幸な人がいる。女だから、狙われたんでしょ!警察にいきなよ!

確かに、正論で、もっともな、意見だらけなのですが、被害者や当事者からすると、全て、責任は、自分にあると、感じてしまうフレーズが多いです。

逃げない自分が悪いだ。そう言う家庭で、生まれた自分が悪いだ。でも、家庭や親を選べないし。そう言う会社を選んだ自分が悪いだ、せっかく、苦労して、親からのフォローで大学出たし。この拍車のかかる思考が、負を引き寄せてしまうパターンで、焦れば焦る程に空回りします。普通になろうと、一般社会に溶け込もうと、必死になり、心を追い詰めて、自殺やメンタルが病む時があります。

もっと、声をあげて、警察や大人を信用しようと思うけど、気持ちや心までは、リカバリーはさせてはくれないのは、わかってる。

みんな、他も苦労してたり、自分より大変な人がいる事も知ってる、もっと、頑張れ、もっと、しっかりしろ!と言われ続けて、疲れ果ててしまった。もう、後がない。女だから、性的に狙われたんだ、女でなければ、性のはけ口にされる事はなかった。

特に、家族間は、余計に逃げれない負のスパイラルに陥りやすいですよね。

実の親の場合▶初めて見る唯一の人であり、衣食住を共にする人であるため、この親に嫌われたら、生きていけない。
親=子は血を分けた存在だから、恨むにも難しい。親を憎む=自分も憎む事になる。親が怖い=人が怖いに繋がるそうです。

対人面でも、うまく行かなくなるケースもあるし、不安定になり、信頼構築が出来なくなるし、いつもハツラツな人が、人と会いたくなくなるし、落ち込んでしまう。

精神的虐待、身体的虐待、ネグレクト…子供にとっては、家族間で起きた異常さを子供が外に発信するのは、難しい。人に裏切られるのが怖い。人から愛されたいけど、近づくのも怖い。自己評価が低く、自己肯定感がうすい。

人生のなかで、生きていく過程で、自分自身の親は他とは違う、親も完璧ではないし、なぜ、そこまで、子供を追い詰めるまでなったのか、そう言う、部分を客観的に分かる時がきたり、人が教えてくれたり、自分自身で気づく人もいますね。

世間が受け入れてくれる相手ならば良いが、親の代わりになる様な人は、なかなか、いません。後遺症やPTSDは何をキッカケで再燃するか分からないので、自己評価と自己肯定感と短所と長所を長い時間をかけて、ようやく、自己受容ができ、主体性を持てる人もいます。

カウンセリングや病院などで理解出来たと言う人もいれば、病院もカウンセリングもなかなか、きかないのは、固定思考で縛られて、どんなに言葉も入らない、成長思考から遠ざかってて、なかなか、治らないケースもある。固定思考▶成長思考に変える練習が必要。

人生経験積んで、向き合えた人もいたり、依存性や落ちるとこまで、落ちてつかんだ人もいます。病気や何か、動けない程の病をして、やっと、向き合えたと言う人もいます。

親への愛がほしい子供は、優しい言葉や無償の愛に近いですが、そこには計算されない、揺るがない愛がある事が前提の様です。

抱きしめてくれる、例えば、軽くアタマを撫でてくれる。失敗しても、追求しない。不完全でも、認めてくれる。そう言う、ホームグラウンドがしっかりあれば、虐待された子供は、安心して眠れて、必要以上の不安感に、おそわれない。後遺症がキツイと難しい時もありますけどね。

依存性ケア施設やグループセラピーや何かそこに行けば、同じ仲間がいて、家や帰る所がありますよね。こういうのが普及してくれたら、帰る場所があるだけでも救いだとおもいます。多くの言葉も助けになりますが、落ち着くオアシスがある事が何よりです。



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