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三重に来たら逞しくなった話

こんにちは、Mioです🌻

私は三重大学の自然環境環境リテラシー学において、今年度はスタッフとして受講生の皆のサポートをしていました。

1年間の実習を終えて、集大成としてちょっと自分のことも語りながら…私が思う「自然環境リテラシー学」の意義を語っていけたらなと思ってます!

私が「自然環境リテラシー学」のスタッフをしたいと思った理由

実をいうと、「自分が受講した自然環境リテラシー学を皆にもっと広めたい!」
「環境問題を自分事として考えられる学生をもっと増やしたい!」のようなもっともらしい理由は、後からついてきたものでした。

1年生の時に、初めて先生の講義を受けて、「坂本先生と話してみたいな」と思い研究室を訪ねたのがすべての始まりでした。まだ自然環境リテラシー学の受講が始まっていないのに、NELCrew(当時はサークル)に入る?」と言っていただき、あれよあれよという間に、2年生になり、そのままスタッフになったというわけです。

受講生のみんなの中には、「先輩たちは何でも積極的にできて凄いな」とか「スタッフって自分にもできるのかな?」と不安に思っている子もいるかもしれません。でも、私達も全く完ぺきではなくて、学ぶ立場であるということは皆とずっと一緒なんです。私みたいに、自分の直感を信じて(深く考えず)、楽しそうだなと思う方向に流されてしまっていいんです。笑

遊び始めるリーダーの様子

私が実習を通して学んだこと

1年生、2年生を通して学んだことはいろいろあります。
風向きとカヤックの進行方向の関係、風速が3メートルくらいあるとカヤックが漕ぎにくい、潮の流れ、潮の満ち引き、雨の中のカヤック体験、船が往来するときの緊張感、カヤックを車に積むときのロープワーク…。座学では学ぶことができない、実体験・経験として自分の中に残っています。

特に去年と違ったのは、受講生の皆の成長を、リーダーという立場から感じられたことです。最初は皆緊張していて、様子見をしていたように見えました。でも、回を経るごとに、シュノーケルを持ってきてもぐりだす先輩や、海に飛び込む仲間、キャンプ飯にこだわりを見せる先輩の背中を見て、色々な楽しみ方や自分なりに自然との向き合い方を学んでいるように見えました。

仰ぐ姿が板に付いてますね

私たち海回のスタッフは、毎回何かしら忘れ物をしていたような気がしますが(しかも割と重要な物ばかり)、回を重ねるごとに忘れ物を回避する方法や、スケジュールの組み方、臨機応変に動くことを学んでいくことができました。受講生の皆が逞しくなったのももちろん理由の一つですが、段々と準備と後片付けの容量と、実習中の動きが良くなっていったように感じます。これも一つ、自然環境リテラシー学で学べたことです。

海回の皆で📸

他にも、本実習での大きな学びとして、日ごろ関わることができないガイドの方達、魅力的な方達と話すことができるという点も強調して挙げておきたいと思います。自然でのアクティビティを提供することを生業としている方達の姿やお話は、リアルでかっこよくて、感心させられることがたくさんあります。私たちは足元にも及ばないけれど、考え方やスキルなどガイドの方達の側にいるだけでたくさんのことが学べます。

先生とガイドの方々📸


自然環境リテラシー学は、日中はもちろん沢山のことを学べますが、夜も負けないくらい濃い時間になります。ガイドの方々による人生相談、普段は聞けない・話せないような友達の話、将来のこと、恋愛のことなどを話せてしまうのです。街の明かりがない、真っ暗な夜がそうさせるのか、非日常の高揚感がそうさせるのかはわかりませんが、夜も自然環境リテラシー学の醍醐味だと思います。

各回でお世話になったガイドの方々
海回:柴田丈広さん
山回:野田綾子さん
川回:田上至さん
スタッフトレーニング:鈴木克章さん

逞しくなった理由

ここで少し私の幼少期について話させてください。

私は千葉県の、自然があまりない市で育ちました。でも小さい頃、両親が私を自然が豊かなところにたくさん連れて行ってくれました。田んぼに入ってカエルを捕まえたり、徳島県まで川遊びをしに1人で行ったり。

🐸

この徳島に行ったのは、今は亡きカヌーイストの野田知佑さんが校長をされている、川の学校に入るためでした。校舎のある学校ではなく、吉野川を舞台に、流域で暮らす方々を講師に迎え、川を総合的、体験的に学ぶ学校です。

今思い返せばここが私の原点だったのかなぁと感じます。

実際、大学に入って自然環境リテラシー学ではカヤックを通して自然に向き合っているわけですから。しかも実習を通してお世話になった柴田さんは野田さんに影響を受けてユーコン川を目指した方でもあったのです。それだけではなく、その柴田さんと私はノルウェー繋がりもあったり🇳🇴

実家から遠く離れたこの三重の地で、今までの経験がつながっていく感じがしています。

自然環境リテラシーを通して、学んだことはもちろん私を逞しくさせてますし、(物理的にも精神的にも笑)一人で三重に来て、自然環境リテラシー学を通してお会いしたガイドの方々、坂本先生の周りにいる色々な素敵な方々、出会った友達や先輩、受講生の皆…沢山の人々に刺激をもらいながら生活できていることが本当に嬉しいです。

魅力とエネルギーに溢れていて、自然と本気で向き合ってくれる、そんな人々と出会いたくて、私はこの活動をしているのかもしれません。出会うだけではなく、そのような学生を増やす活動もNELCrewの活動を通してこれからも続けていきたいと思ってます。

長々と読んでいただきありがとうございました。最後に、自然環境リテラシー学実習を支えてくださったすべての方に感謝申し上げます、ありがとうございました!

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