キタニタツヤのオールナイトニッポンX(第27回)2024.10.7②

【プロ野球・巨人の大勢投手】
・プロ野球にハマりかけているお話。
自分は少年野球を小・中9年間しっかりやっていたが、プロ野球に関しては、若干苦手意識がある。
というのも、父親が野球好きでやらされていたに近い状態だった。

・コーチとかは、プロ野球を勉強のために観ろと。「毎日巨人戦野球中継やってるから、最初から最後まで欠かさず観て、ノートをつけなさい」と言われていた。
チームメイトもそれぞれ応援している球団があり選手がいて、他校の小学校の生徒と会っても、「お前どこファン?」っていう話を絶対する空気があって。おれ、めちゃくちゃそれに溶け込めなかった。どうしてか、プロ野球が楽しめなかった。「観させられるもの」として、どうしても子どものときは苦手だった。

・っていうのがあって、大人になってからも特定の球団を応援したり、プロ野球の試合観に行ったり全然してなかったが、何でかTwitter見てるとプロ野球の動画めっちゃ出てくる。たぶん無意識的に動画をチラチラ観ていたから、そう学習されちゃったと思う。

・最近、ヤクルトスワローズの青木宣親選手の引退試合があった。ぼくが少年野球やってた頃から活躍されてた選手だし、知ってる選手だったんで、(あ、青木ってまだいたのか〜!すげぇお疲れ!)みたいな気持ちで引退試合の動画観た。生涯打率3割超えってめっちゃすごいとか、引退試合もセレモニーみたいなお疲れさま〜って空気なのに、普通にボンボンヒット打ってるとか、いいな〜ってその動画観てたら、どんどん野球の動画流れてくるようになっちゃって。

・その中で1つサジェストされた動画で、巨人のピッチャーの大勢投手(背番号15)が2-3球投げる動画を観て、結構その投手に夢中になっちゃって。

(投球フォーム解説)
①オーバースロー・・・一番オーソドックス。右手で投げるとしたら、真上から投げる。スピードが出て肩に負担もかからないので、少年野球をやっていると基本的にこれで投げなさいと教えられる。
②サイドスロー・・・真横から投げる。あまりスピードが出ない。
③スリークォーター・・・真上と真横の間、斜め上ぐらいから投げる。
※20年前に少年野球やってただけで、全然野球のこと知らない素人の戯言なんで、プロ野球ファンの方、大目に見てください、とのこと。

・大勢投手は、サイドスローとスリークォーターの間ぐらい。ほぼ体の横ぐらいから球を放っている。あまりいないタイプ。
サイドスローはあまりスピードが出ないが、何でプロの選手がわざわざサイドスローを選ぶのかというと、左右の角度をつけやすいから。

・ストライクゾーンはベース1個分ぐらいの限られた狭い範囲。ここに球を投げてバッターと勝負するから、左右に揺さぶりをかけられた方が良い。真上から左右に振り分けるのと、体の横から投げるのとだったら、つく角度が全然違う。
サイドスローは左右の投げ分けで勝負したり、横方向のスライダーで投げたら、その分バッターからめちゃめちゃ遠くに滑っていくように感じるから、そういう勝負の仕方をする。

・大勢投手はほぼほぼ球の出どころが真横でサイドスロー気味だが、球がめっちゃ速い。これ、15年前ぐらいのぼくの時代のプロ野球だったらあり得ないぐらい速い。
「糸を引くような速球」という表現があるが、キャッチャーのミットからちっちゃい黒子が引っ張ってるんじゃないかってぐらい、ボールが真っ直ぐ飛んでいく。これが観ていて気持ちいい。

・大勢投手は抑え投手。勝っている試合の最後の最後で逃げ切るためにマウンドに上がる(クローザー)。ぼくは小学生のときから、球の速いクローザーが大好き。ヤクルト五十嵐投手・阪神藤川投手・横浜クルーン投手等。
球の速いクローザーがビュンビュン投げてくれると、試合が早く終わり、プロ野球中継が終わるのが嬉しかった。

・クローザーは投げる球数が少なく、体力配分の概念がないため、ヤバい体の使い方をするピッチャーがいる。
大勢投手も全身の躍動感を感じる投げ方で、最初真っ直ぐ背筋が伸び、投げる直前にちょっと背伸びするから、より高さが出てそこからぐっと沈み込んで投げる。言葉では伝わらないから、Twitterで「大勢 ガチ」で検索してほしい。

(以下、概要)
・ツアー中だが、広島前日の夜中にホテルで大勢投手の動画をずっと観てしまった。
・大勢投手の球の伸びや回転がすごく、バッターは皆、球の下を振ってしまう。
・これを機にプロ野球観たいなと思ったが、この間シーズンが終わってしまった。
・スポーツ観戦は大人の趣味なイメージがあるから、好きになったら楽しそう。プロ野球に限らず、スポーツは技を磨き続けた人の名人技や、人体の神秘に感動していれば良い。オリンピック観て皆が熱狂するのもそういうことだと、この歳になって気づいた。
こういう見方ができれば、プロ野球が苦手だった子どもの頃の自分を救えるのかもしれない。
・綺麗な姉ちゃんがビールを注いでくれるのも見応えがありそう。プロ野球はヤバい悦楽なのでは?
・今、大勢投手しかわからないから、一旦かっこいいお勧めのピッチャーを皆教えてください。なるべく球が速いとか、変化球がめっちゃ曲がる人。

【東京ドームのグッズショップ】
・で、ライブで今朝まで広島にいて、夕方ぐらいに新幹線で戻ってきたが、その足でちょっとセブンイレブン行っとくか〜ぐらいの感じで東京ドームに行ってきた。
最後に東京ドームへ野球観に行ったの小6とかだから、16-17年ぶりぐらいに読売巨人軍のグッズショップに行き(試合ない日でガラガラだった)、大勢投手のアクスタとステッカーセットを買ってきた。

・ぼくは17年前の記憶だからセピア色。その時代はグッズショップなんて基本おじさん向けでTシャツ・帽子・メガホン、少年野球キッズ向けの文房具ぐらいで、ぼくも高橋由伸選手の下敷きを使っていた。

・今グッズショップ行ったら、野球選手なんて神様みたいなものなのに、アクスタで推していいの?という感じ。このアクスタもただのアクスタではなく、立体感がすごいしオーラを纏ってる、なぜか。後で写真をあげるので観てほしい。

・ファンシーなぬいぐるみも売ってたり、ティファニーのコラボグッズもあって、何それ!?って。
子どもの頃はマジで野球場行くのもちょっと怖かったが、今日は東京ドーム行くときワクワクしてた。
いや〜プロ野球ハマりたい。ハマれるかな〜?


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