キタニタツヤのオールナイトニッポンX(第26回【ゲストなとりさん】)2024.9.30②
キ:でも、実際曲作るってなって、何も自分の中になかったら、言いたいこととかなかったら作れないじゃない?最初は何を曲にしたの?
な:「真夜中と踊ろう〜♪」?何だろ?
キ:ちょっとえっちじゃないですか。
な:えっちですね。
キ:でも『Overdose』もそうだけどさ、おれが言えたことじゃないんだけど、なとりくんの曲、えっちな曲多いですよね。
な:あ、でもたぶん、僕マインドがめっちゃ陰キャなんですよ。だからエロに対して憧れがあって。
キ:あー!手に入らないものだから?
な:そういう風に捉えるから、逆に作りやすいのかも。
キ:確かに陰キャの方が普段えっちなことばっかり考えてますからね。
な:色々考えました。(※気持ち悪い言い回し 笑)
キ:その結果、そういうえっちの煮凝りみたいなのが心の中にあって、キタニの配信観て、えっちの煮凝りをこういう風にアウトプットしてる人が世の中にはいるらしい、こういう面白い人間がいると。笑
な:その通りです。笑
キ:そっか、良かった。それでおれの配信がなかったら、えっちの煮凝りをヤバい方向性で出してる、、えっちの煮凝りを"ボロン"ってやってるなとりくんの人生が、、「Overdose 俺は一人♪」 君と二人になれなかった世界線でね。
な:良かった〜。ありがとうございます。
キ:最近の曲も、そういうモチベーションから作ることが多い?
な:えっちなものへの憧れ?そうですね。
キ:えっちさはつまり、美しさでもあるわけじゃないですか。
な:そうですね。最近あんまりえっちな曲は書いてないんですけど。
キ:だって、imaseくんとの曲も2曲出て、どっちもおしゃれな感じだったじゃないですか。
な:あれはそうですね。
キ:星街すいせいさんの曲もおしゃれな感じで。
な:ありがとうございます。
キ:何かちょっとおしゃれな方向に行こうとしてるんじゃないですか?
な:アハハハ!そうかもしんない。良くないですか?
キ:モテようとしてるんですかね?
な:もしかしたら、、。
キ:ほんとはどうなの?おれもいずれは最大限にモテたいと思ってるわけよ。だからそれこそ、米津玄師は世界からモテまくってるわけじゃん。実際の女性関係とかはわからないですけど。ああいうモテをしたいという欲求が自分にはあるんだけど、最終到達点とか、ビジョンってある?
な:いやモテたいですけど、どちらかというと男に惚れられたいので、男にモテたいですね。
キ:女なんかいらねぇよって?
な:いや、いるけど、男にもモテたい。
キ:今ライブはどんな感じなんですか?
な:女性7割とか。
キ:あーモテてますねぇ〜。
な:だから男性も増やしたいなって。
キ:野郎にモテたいんですね。どこまで行きたい?文化そのものになりたいとか、自分の美しいものをやってればそこそこでもいいよって人もいれば、でっかくなりたい人もいるでしょ。
な:僕もう、文化になりたいです。
キ:なとりというものがあって、そこから音楽史が変わったんだ、みたいな?
な:そういう人になりたい。ケンチョスになりたい。
キ:やっぱケンチョスですよね。我々世代、ケンチョス大きいんですよね。悔しい、認めたくないが。
おれ自分で歌い始めたとき、YouTubeのコメント欄ずーっと「米津玄師のパクリ」って言われまくってて。「ヤダー!!好きだけど違うもーん!ぼくにはそれに、もっと変なキモいバンドの音楽も混じってるもん!」みたいな、笑 思ってたんだけど、最近やっと言われなくなった。そういうのあった?
な:僕「キタニタツヤやん」 めっちゃありましたよ。
キ:あった!?うぉ、ごめーん!
な:いや、逆ですよ。
キ:ごめんね!ほんとごめーん!(※ウザ風)
な:うぜぇ。笑
キ:おれ、じゃあなとりのYouTubeのコメント欄を古い順にして、そのコメントにいいねつけようかな?アハハハ!ちょっとでも上にあがるように。
な:やだ〜。
キ:じゃあ、おれのすごいところって、どこだろ?マジでリスナーに舐められてるんですよ。客観的な視点で、1個だけ何か下さい。
な:歌詞素敵だなって思ってて。
キ:なとりくんも歌詞に力入れてる系の人間だよね。
な:そうですね、歌詞大好きなんですけど、人間の解像度すごい高いですよね。趣味人間観察か?っていう。
キ:うわー!それ悪口じゃない!?
な:いやいや、いい意味で。物事の捉え方が丁寧というか上手だな〜って、なとりをやってからすごい思い始めて。どうやってこの表現してるんだろう?みたいな。
キ:そっか〜。聞きましたか?皆さん!!キタニタツヤは人間観察が丁寧!だそうです!笑
な:いっぱいあるけど、一つ言うとしたら、そこですね。
キ:ありがとうございます。で、今日は何でなとりくんが来てくれてるかという話をする。我々二人で曲作りました!!(拍手) 今週スタートするアニメ、『るろうに剣心 ー明治剣客浪漫譚ー 京都動乱』OPテーマを、我々キタニタツヤ×なとりで担当する。
『いらないもの』という曲作りましたけど、これはどういう経緯でできたんですか?
な:キタニさん、、。
キ:ぼくが誘ったのか。笑 るろ剣サイドから、元々ぼくに来てたのかな?で、『るろうに剣心』は毎回誰かとコラボっていうのをずっとやってたから、「キタニさんも誰かとコラボしてください」って。で、「なとりくんがいいんじゃないですか?」って。そしたらつるっと決まった。
な:キタニ大先生に誘われたら、すぐ行きますよ僕は。飛んで行きます。
キ:そうだよなぁ?先輩だもんな?おれの言うこと何でも聞くもんな?笑
な:ありがとうございます。
キ:かわいい後輩だ、ヨーシヨシヨシ❤️
(二人:爆笑)
キ:大丈夫なのかな?これ。いつかおれが落ちぶれても、捨てないでくれよ〜。笑 何でもするから。なとりくんが歌ったボーカルの編集とか動画の編集とか、おれやるからさ。
な:そのときはもう、ケンチョス大好きって言ってるかもしれない。笑
キ:やだ〜米津玄師に寝取られたくないよ〜。笑
な:大丈夫です。めっちゃ好きです、ほんとに。
キ:ありがとうございます。(いらないもの)二人で作ったんですけど、我々二人ともパソコンで音楽作る人間だから、結構オンライン上のやり取りで。
一番最初はスタジオで、ソニーのでっかいスタジオ借りて、オーケストラ録れそうなサイズのところで、おれらパソコン持ち寄ってメロディ出し合う合戦して。
な:しかも、結局別室でやるっていう。
キ:お互い鼻歌を歌いたいから、「すいません、ちょっとボーカルブース入っていいですか?」って、それぞれになってね。3-4時間別々に動かして、お互いの作ったメロディを発表会しあって、それを繋ぎ合わせたのができたみたいな感じ。
な:そうですね、その感じですね。
キ:あまり記憶がね、、薄いんですよね。
な:結構気づいたらできてた感じあった。
キ:そうそう、そうなんだよね。
な:あのシンセメロ作ったときから、僕的にあまり動いてないというか、記憶がずっとあそこで。
キ:お互いが何となく「ちょこっと進めました、どうぞ」、「ちょこっと進めました、ありがとうございます」みたいなやり取りをLINEでしあって、結局もうそろそろできてるとして良いよね?これ以上やることないか?みたいな。
ほんとはこういうとき、「実はね、こういうエピソードがあって」みたいなしゃべりたいんだけど、インターネットで曲を作る人間が集まると、こういう風になっちゃう。
な:あ、でも最初結構エレクトロ方向だったというか、今のと違って、僕がデモ作ったときロック調になって、すごい生かしてくれた感じがある。
キ:そうですね、なとりくんギターロック好きなんだなって。ぼくの時点で最初渡したときに、ちょっと打ち込みっぽかったんですよね。それがザ・ギターロックみたいな感じになって。ギターロック好きですよね?
な:大好きです。キタニさんの影響で。
キ:アハハハ!今この男、ラジオで伝わらないけど、貼り付けた笑顔。ピシーって。顔出ししてないんだから営業スマイルいらないのに、めちゃめちゃ営業スマイルじゃん。あ〜嫌ですね〜。何か垣間見たわ。そうやって米津玄師の前でも笑うんでしょ?
な:いや、違います。キタニさんだけです!
キ:まぁ我々、インターネットでこういう風にジメジメした曲作りましたよ。ここで聴いてもらいましょうか。しれっとフルサイズ初O.A.ですよ。もう数日後にアニメで流れるんですけど、リリースもされるんですけど、初O.A.聴いてください。
じゃあちょっと曲フリしてください、お願いします。
な:私が!?キタニタツヤ×なとりで『いらないもの』。
(『いらないもの』流れる)
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