キタニタツヤのオールナイトニッポンX(第26回【ゲストなとりさん】)2024.9.30③
キ:(メールを経て) さっきラジオ始まる前に、ベイブレードの試し打ちというか、練習をさせてあげた。ベイブレーダーシップに則り。ですけど、さっきちょっともうオラついてましたよね?
な:いや、だって弱そうじゃないですか。
キ:ヤーバ!ヤバこいつ。笑
な:撃ち×せますよ。
キ:アハハハ!闘争心怖いんだけど!最近の後輩こうなの?Z世代怖いんですけど。笑
な:アハハハ!僕だけです、たぶん。笑
(メール、キタニさん、お酒の席でのことをお互い覚えてないからいいかとおっしゃったが、なとりさんのここまでの先輩ヅラキタニへの遠慮っぷりから、覚えてないフリをしてくれていると思う、後輩にあまり気を遣わせすぎないように)
キ:たくさんの忠告お便り来ております。アハハハ!え、でも実際そうなんですか?覚えてないフリ、してないよな?(圧)
な:いや、してないっす。
キ:あんとき上も下も関係ない無礼講で、二人で酔っ払ってさ、楽しかったよな?(圧)
な:めっちゃ楽しかったです。ありがとうございました、ほんとに。
二人:爆笑
キ:もちろんそうだよな?良かった良かった。
(〜メールを経て) なとりくんにさすがにまだ後輩とかいないか?
な:いないっすね。年齢的に下とかはいますけど、キャリア的にいうと大体上なんで。
キ:TikTokでバズってる10代の人たちとか、仲いい人いる?
な:基本僕、同じ人としか絡まないんで、仲いい人ができない。
キ:そんな広げてるわけじゃない?
な:そうですね。
キ:imaseくんは年上ですか?年下ですか?
な:imaseさん年上ですね。
キ:じゃあimaseくんにも後輩ムーブしてるの?普通に仲いい?
な:普通に同い年ぐらいの感じで。元気?みたいな。
キ:おれもそんな感じでいいよ。
な:あ、マジ?
キ:アハハハ!早っ!「いやいやキタニさんは、、」って言うかと思ったけど。笑
な:あ、じゃあいくわ。OK、OK。笑
キ:後輩にタメ口きいていいよって人生で1回も言ったことなくて、何か嫌なんだよな〜。笑 どうしても、おれ野球部で9年間育ってきたからさ、「あん?」って。笑
中学の野球部のとき、先輩を「◯◯先輩」って言うのダメで、サッカー部の連中とか◯◯くんって言うけど、名字にさん付けだった。で、絶対敬語だった。コーチに向き合う・監督に向き合う姿勢で先輩に向き合わないといけなかった。1個上の先輩でも。中1と中2とかでだよ?それが染み付いてるからさ〜。冗談でもタメ口きかれると、ちょっとな〜っていう気持ちになっちゃう。笑
(メール、『いらないもの』というタイトルはどうやって決まった?このタイトルになったいきさつや意味合いなど教えてほしい)
キ:これはどういう意味のタイトルなんですか?
な:どうですか?
キ:これはね、ぼくが決めたの。これはねぇ、ちょっとおれ先輩としての圧を使っちゃったなって思ってて。歌詞は二人で書いたじゃないですか。でもサビに「いらないもの」って言葉が出てくるんですけど、そのサビの歌詞をぼくが書いて、タイトルも「いらないもの」ってしれっとつけて、そのテキストファイルをスッて。「これでいいよな?」って。確認なんかしてないよね、だから。笑
な:あ、「いらないもの」なんですねって。
キ:どうでした?
な:めっちゃいいタイトルだと思います。
キ:実際のところは?笑 疑心暗鬼になっちゃってるから。
な:いや、ほんとにめちゃくちゃいいタイトルで、「いらないもの」って剣心の強がりを表現してるなってところが秀逸で、キタニさん❤️」
キ:あー!今モード明確に切り替わった!笑 かわいい後輩だな〜と思ってたのに、急に小賢しさが出てきたね。そういうのって伝わりますからね。ぼくの特技、人間観察なんで。笑
な:そうだったー!笑
キ:気をつけてください、ほんとに。
(メール、一緒にご飯を食べてるときのキタニってどんな感じ?)
キ:焼肉行きましたね。
な:行きましたね、めっちゃいいところ。
キ:どうでした?めっちゃいいところって言ってくれたけど、後で怖いから言うわ。それはソニーミュージックのお金で行きました。ぼくが奢ったわけじゃないです、すいません。
な:ご馳走様でしたー!どうだろう?何しゃべったか、、。
キ:めちゃくちゃ緊張してたよ。
な:めちゃくちゃ緊張してて、あんまりしゃべれなかったんですよ。
キ:結構今はしゃべってくれてるけど、未だにさ、この間も二人で一緒にインタビューしたとき、めっちゃ緊張してたじゃん。何で?2年前なんだよ?初対面。
な:結構舐めた口きいてますけど、めっちゃ好きなんですよ。だから、お酒飲んで自分じゃなくすぐらいしか、ちゃんとしゃべる手立てがないというか。でも、酔っ払ったときはずっと『フライデー・ナイト』の替え歌うたってたっすね、キタニさん。
キ:おれが?最悪!笑
な:「あの曲いいよね。『馬鹿みたいに♪』」って。
キ:嫌な先輩だなー!おれ、そんなことしてたの!?
な:それから僕はもう、キタニって呼んでるんで。
キ:あ、陰口?笑 いや、でも替え歌しやすいっていうのは、ぼくの中ではいい曲の証拠。
な:言ってました、それも。
キ:言ってたっけ?じゃあ言い訳だ。同じ手口をまた使ってるだけだ。笑 酔っ払ってるときの記憶ないおれと、普通のおれの行動原理がめっちゃ一緒なんだよな。まぁでもね、一緒にご飯食べてるときのキタニは、人の曲を替え歌にして、しかもしょうもない下ネタ替え歌。公共の電波に乗せられない。そこは大変申し訳ない。
な:いやいやいや、嬉しいです。ほんとに。
キ:じゃあ、そろそろなとりくんとお別れのお時間なんですけど、最後にお知らせがあれば。
(なとりさんより、2ndワンマン『劇場〜再演〜』のお知らせ。オリックス劇場とパシフィコ横浜)
キ:すごーい!デカい!(拍手) ホールは初めて?
な:初めてです。
キ:おめでとうございます。
な:ありがとうございます。
(続いて、『いらないもの』リリース情報)
キ:最後に回しますか。
な:打ちのめす。
(以下、概要)
・なとりさんのベイブレード遍歴は、小学校の頃仲良かった友人の家でたまにやったぐらい。2003年生まれなので、『爆転シュート ベイブレード』を全然知らない。
・7つあるベイブレードの中から、先になとりさんが選ぶ。どれが最強か問うも、「わからないですね〜」ととぼけ、弱いベイブレードを勧めるキタニ。笑
な:皆さん、僕今、最弱でやろうとしてます。勝ちます!
キ:そんなことないよ〜。かっこよさで選んでるから。ぼくはこの黄色いやつ使おうかな。
な:あ、強そう。
キ:全然そんなことないって!行くぜ!勝負は一発ですよ。ということで、本日のゲストはなとりくんでした。ありがとうございます。
二人:3・2・1 、ゴーシュート!
(瞬時に決着)
キ:ハハハ!え!?なんにもしてないのに、はみ出ましたね。なとりくんのベイブレード、どっかに行っちゃった。しかも、ここ2点なんで、マイナス2ポイント。ハハハ!
な:え〜マジか?
キ:ヤッター!ざまぁみろ!!
な:本気で勝とうとしたのに。
キ:あっけな!笑
・(『いらないもの』お知らせを経て) ベイブレード圧勝でしたね。一瞬でカタがついた。なとりくんのベイブレードが勝手に場外に出た。笑 特に何も起こらず、これで終わりですか?という感じ。まぁ口ほどにもなかったですね。一言でいえば「よ・わ」。
あんだけ「ぶちのめしますわ〜」みたいなこと言ってた割には、タメ口きいてた割には、最近おバズりになっている注目の若手アーティストも、こんなもんですわ。アハハハ!甘い甘い。
・私が最後ウィザードロッドを使い、なとりくんはドライガーを使ってくれた。これかわいそうだな?
でもドライガーとか関係ない、マジで。勝手に出てった。こういうことある、ベイブレードは。扱う人が尻の青いアマちゃんだから、しょうがない。
なとりくんはこの間おしりも見たけど、蒙古斑がまだ残ってた。
・(メール、この放送を聴いていると、なとりさんの一言一言が、学生時代水泳部だった私が、自分よりタイムの遅い先輩でも気を遣って立てないといけないときの何ともいえない気持ちが蘇ってきて、胃がキリキリする) ハハハ!え、おれってこんななのー?アハハハ!「自分よりタイムの遅い先輩」ってところ、あー!傷つくなー!おれもヒット曲があと2-3曲あれば、、!いや〜そうですね、これは厳しいですね。
・水泳部は年上の方がタイムが早いのが当たり前だけど、音楽は28歳なんて基本オワコン。20歳やそこらの若手の感性が一番世間にぴったり合ってて売れるの当たり前だから。それに頑張って食らいついてるこのアラサーを褒めてほしい。感性はサビつつあるから、よく闘ってる方。
・(メール、キタニは中学生という短期間でアイデンティティが形成されている旨) 重たいな〜。確かに野球部という一番有害な、年功序列の権化みたいな環境で心の柔らかい時期を過ごしてしまったから。
中学2年生とか、野球部にいたら、それが全てになっちゃうよな、確かに。
・アイデンティティの全てが形成されているとはいえないが、とても大事な部分が、核が、中学生のうちに結実してしまったっていうのはあって、先輩はやっぱりうっすら絶対に偉いって思ってるんだよな〜。だってさ〜、それは世界が悪くないか?おれだけの罪じゃなくないか?それをおれ一人に背負わせるのは重くないか?
・「この世界が悪い、だからおれはこの世界を壊す!」っていうさくやく(※炸薬?)の思想になっちゃうけど、いや野球部っていうのマジで良くねぇんだよな。サッカー部とかだったら、先輩のことをくん付けにして、タメ口きくみたいなの、全然あるじゃん。バスケ部とか。おれがいた野球部、マジで厳しかった。中1と中2なんてさ、チ◯毛が生えてるぐらいでさぁ、この世界◯※△◾️×あ〜!うーん、、(終)
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・全編にわたり、キタニさんが先輩風を吹かせまくっていた回。笑 なとりさんも後輩として完璧な立ち居振る舞い(接待ベイ含め)で、急にタメ口になるところなど面白かった。高校までバスケ部という体育会系かつ、キタニさんを敬愛しているからこそのトークだったと思う。
・キタニさんもなとりさんをかわいがっていらっしゃるのがよく伝わり、やりとりが全部微笑ましい。
自分のことをベタ褒めさせつつ(笑)、なとりさんのお話を引き出す進行力も流石。
『いらないもの』があっという間にできたというのも、お二人の息が合っていたからだと思う。
・今頃だけど、『劇場』のブックレットも濃くて良かったな。キタニさんの楽曲との出会いも運命的で。
プロフィールのMY HEROの欄に「キタニタツヤ」って書いてあるのも嬉しかった。(ネタバレすみません)
・個人的には、学生時代の運動部でアイデンティティが形成された件に、激しく同意。小・中バスケ部でかなり厳しい上下関係にあったので、キタニさんおっしゃるところの「先輩はうっすら絶対に偉いって思ってる」が、めちゃくちゃわかる。わかりすぎる。
・言葉遣い(もちろん敬語必須)、ハキハキした応対、何につけ率先して動く、言語外の先輩の意図を汲む等々、多くをこの時代に学んだ。
それがもうずっと染み付いているから、大学時代のバイト先でも、社会人になってからも、基本そのマインド。目上の方は絶対に立て、敬い、とにかく自分が動く。それはたぶん、される側も悪い気はしないはずで、常に良い方向に働いていると思う。
・そういうこともあって、私も明らかに年下の方からのタメ口には、え!?ってなってしまう。し、逆に私の期待する距離感や態度で接してくれる後輩は好き!かわいい!かわいがる!(男女問わず)となる。
文化部出身の方を貶めるような意図は全くないのだけど、厳しい運動部で培った上下関係は、それを経験した者同士だけがわかり合える、独特のもののような気がする。
・それにしても、自身がここまで大きくなってもなお、米津さん一色に染まる世間やTLに傷ついちゃうキタニさん、繊細でかわいらしくて、やっぱり承認欲求の方なんだなと思う。
私は米津さんすごいな〜と思うけれど、特にファンというわけではなく、圧倒的にキタニさんが大好きなので、いつでも全力肯定できますが!?という気持ち。私の褒め言葉など、何の意味も成さないとは思いつつ、、。
・そして、今回のトークで更になとりさんに好感をもったから、次のライブこそ行ってみたいと思った。1stは東阪で見送ってしまったので。
『いらないもの』CD発売、『上書きしちゃった』も、タイトルからしてとても楽しみ。
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