救急外来からのお願い。
日に日に寒くなってまいりました。
皆様いかがお過ごしでしょうか。寒くなると救急搬送の件数が増えます。それは「障子の向こうに冬将軍様の足音が。」でもお伝えした通りです。
今日はちょっとしたお願いがあり本記事を書いております。宜しければぜひお目通し頂ければ幸いです。それでは参ります。
#1 救急車で来ても診察順は必ずしも1番ではない。
自力で来院された患者さんが、実はかなり緊急度が高かったということはいくらでもあります。その為、救急車で来院された方より自力で来院された方の診察順位が早まることがあり得ます。よく外来の待合室にもポスターが貼ってあるかもしれません。そういった訳です。
限られた戦力で最善を尽くす為には優先順位をつける必要が出て来ます。かなりお待たせする場合も生じていると思います。体調の悪い中恐れ入りますがお呼びするまでお待ちください。尚、寝て待ちたいなどご希望がありましたらお近くのスタッフまでお申し付けください。可能な限り対応致します。また、時間内に受診できる場合は時間内受診へのご協力をお願い致します。その方が専門医が見られる可能性が上がります。
#2 帰りの手段は自己手配。
救急車は、患者さんを病院へ収容次第すぐに次の現場へ向かいます。したがって、救急車で来院した場合は帰りの手段を考えておく必要があります。『公共交通機関で帰る、タクシーで帰る、誰かに迎えをお願いする。』こんなところになろうかと思います。
時々、救急隊が待っていてくれなかったから帰りの手段がないとおっしゃる方がいました。救急隊は帰りまでは待機しません。どうかご注意ください。
#3 病院・救急隊はいろいろ聞いてくる。
若くて持病や手術歴等が無い方はそんなに苦労しないかもしれませんが、高齢の方は本当にいろいろ聞かれて大変な思いをしたという話も聞きます。
『どんなに近距離のおでかけでも、必ず身分証明書(免許証・保険証)を持参して欲しい。』『飲んでいる薬、受けている治療を分かるようにしておいて欲しい。』など書いております。どの年代の方にも役立つ内容となっておりますので、以下記事をぜひご覧頂ければと思います。
最近は寒い上に地震も頻発しています。
何もない今、準備してみませんか?
澪