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運命的な物件との出会い【後編】

前回『運命的な物件との出会い【前編】』の続きです。

2023年8月に物件見学会を終え
・活用提案(書類選考)
・活用イメージのためのプレイベント
・最終プレゼンテーション
を経て2024年1月に家主さんに活用者として選んで頂くことができました。

活用プランの提案

私たちは将来ゲストハウスをやりたいと思いながらも物件を実際に見に行ったのは、恋文不動産の見学会が初めてのことでした。

出会った1件目の物件にも関わらず、立地、間取り、歴史的背景どれにおいても心惹かれるものがありました。

奈良でゲストハウスをするのであれば奈良の主要観光地、東大寺の大仏や奈良公園にほど近い"ならまち"が選択肢に挙がります。
しかしながら、奈良には"ならまち"に留まらず法隆寺や薬師寺などたくさんの重要文化財があります。寺社仏閣を広く巡る場合は生駒が拠点になり得ると考えました。

また、生駒市は大阪からの交通の利便性が良いためベッドタウンとして人気があります。
自然豊かでありながらも大型商業施設もあり、行政は暮らしや子育て支援の取り組みに力を入れ、民間ではマルシェや子ども食堂など活発に活動されている方が多い印象があります。

生駒市HP協創対話レポートより

"暮らしやすいまち"の強みを活かし、暮らすだけでなく"生駒に泊まる"を盛り上げていきたいと考えました。

姉妹で活用プラン、事業計画の叩きとなるものを作成し活用提案書として提出しました。資金調達計画、修繕計画、事業収支計画を立てていく作業はぼんやりしていた夢の輪郭が言語化され、具体的な数字と向き合え、ゲストハウス開業実現へ近づく一歩となりました。

姉妹のゲストハウス概要

書類選考には私たちを含む5組が活用プランをエントリーし、家主さんにより活用候補者が3組に絞られました。

プレイベントの開催

家主さんや近隣の方に向けて、どういう人がここで何をしたいかのイメージを掴むために候補者3組それぞれでプレイベントを開催してくださいと市から連絡が来た時は困惑しました。
私たち以外の候補者の方は既に事業を始められている方ばかりでしたが、私たちにあるものは''思い"だけで、何をプレイベントで提供出来るのかとても頭を悩ませました。

悩んだ結果、
私たちの頭の中にあるゲストハウスを見てもらえるようなイベントをすることにしました。

【natomi宿プレイベント】
・下西邸の各部屋の活用イメージをパネル展示
・ゲストハウスとホテルや旅館の違いの説明や意見交換
・土間に人が集まれる共有リビングを作る
・朝ごはんをイメージして珈琲とパンを振る舞う

姉の家から土間に運び込んだ即席のリビングはとても好評でした。
たまたま通りがかった人も中に入ってきて話を聞いてくださったり、居合わせた人達同士がのんびり世間話を交わす光景は、まさに私たちが思い描いていたものでした。

プレイベント看板
プレイベントチラシ
地元の方とも意見交換できた
土間に集うイメージを形にできた
『恋文不動産』プレイベントアンケートより

マッチングパーティー

マッチングパーティ当日は緊張のなか準備してきた思いを伝えました。質疑応答では家主さんから私たち家族へ質問もあったりで、姉妹の夢を家族がサポートしてくれていることも伝わって良かったです(家主さんは姉妹が暴走していないかをとても心配して下さっていました 笑)

生駒市の広報誌『いこまち』に取りあげて頂きました。

生駒市広報誌『いこまち』2024年3月号掲載

こうして私たちの思いが家主さんに届き『恋文不動産』のマッチング第1号となることができ、姉妹はゲストハウス開業に向けて走りだすことになります。

次回は、ゲストハウス開業に向けてのスケジュールについてお話ししたいと思います。

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