クラウド初心者が約2ヶ月でAWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイトに合格するためにしたこと
はじめに
はじめまして。クラウド初心者の私が、何を勉強して資格試験に合格したのか?について、体験記を残します。
これからAWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト(SAA)を受けようとしている方の参考になれば嬉しいです。
背景
私は新卒採用、社会人1年目です。業務でAWSを扱う部署に配属されたものの、クラウドもネットワークもほとんど前提知識がなかったので、配属されて約1ヶ月でAWS 認定クラウドプラクティショナーを取得しました。その時の記事はこちら。
AWSサービスの基本的なことは理解できたと言うことで、より業務に活かせる知識を身につけるためにAWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト(SAA)の取得を目指しました。
この資格について、詳しくは公式サイトをご確認ください。
取り組んだこと
①Udemy
まずは、Udemyの講座で全体像を把握しようとしました。
使用した講座はこちらです。
しかし、結論から書くと、最後までは見ませんでした。理由は以下2点です。
①プラクティショナー取得のために勉強した知識と重複する内容が多くあり、飽きてしまった
②講座が長くてモチベーションが続かなかった
理由は呆れられてしまうようなものですが、①については、プラクティショナーをすでに取得していて、まだ知識が新鮮な方は同じような感想を持つかもしれません。そこで、動画講座の割と序盤で早々に断念し、2つ目の作戦に切り替えました。
②Cloud Techの問題演習
Cloud Techとは、AWS学習に特化した有料の学習プラットフォームです。
コンテンツとしては、動画講座と試験対策問題集、他にもプランによってはサポートなどもついてくるようです。
私は一番お手頃価格の「資格会員(3ヶ月で4980円)」に登録をし、問題集のみを利用しました。
個人的なおすすめポイントは以下の通りです。
①230問もの試験対策問題に取り組むことができる
②10問ごとの区切りはあるものの、1問解くごとに解説が表示されるので勉強時間が細切れでも取り組みやすい
③文章ベースの解説がとても丁寧で、わかりにくければ動画でも解説を確認できる
④出題されたサービスの公式ページのリンクが載っていて親切
⑤3ヶ月かからずに合格できたら、AWSの他の試験勉強にも問題集を使えるので会費に無駄が無い
私はこの対策問題集を利用して、
①試験問題を解く
②解説を見ながら復習する
③知らないサービスが出てきたらAWSの公式サイトで検索して詳しく確認する
と学習を行いました。
知らないサービスなどはNotionにメモを残して試験直前に見る用のページを作って、ギリギリまで試験勉強できるようにしておきました。
(テストセンターは入ってしまったら何も勉強できないので、直前に見ようと思っているのなら建物の中に入る前までに済ませましょう。。)
私の体感ですが、難易度は本番とほぼ同じでした。
なので、時間があるのなら何周も解き直すことをお勧めします!
私は復習で230問全てを解き直すことは諦め、最初の方から確実に解けるように固めていきました。
ちなみに個人的なCloud Techのデメリットは、
①お金がかかる(永久会員は特に利用目的が資格勉強特化だとちょっと手を出しにくい価格設定)
②自動更新で、期限の前に解約するとその日からコンテンツが使えなくなってしまう
です。解約する日にリマインダー設定してます笑
試験当日
試験について
時間は結構かかるので、130分集中して問題を解けるように練習しておくか、相当時間がかかるものだと覚悟して臨む
不安な問題にはフラッグをつけて後で見直すことができるので、まずは解き切るのが良さそう
感想
65問一気に解いたことがなかったので、1時間くらいで帰れるかなぁと甘い気持ちで臨んだのですが、画面の右上に出るタイマーがどんどん進んでいくので少し焦りました。悩みすぎず、わからなかったら適当に答えてフラッグをつけて次に進むようにして、それでも1時間40分くらいはかかりました。
合否への心配より、疲労感が勝る試験ですね。
注意点
クラウドプラクティショナーとは異なり、最近は結果がその場で出ないようです。
ウェブでの確認は5営業日以内(と言いつつ1日後には出てました)なので、気長に待ちましょう。
さいごに
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
わたし自身、相変わらずネットワーク関連の知識が足りていないので、AWSの構成を考える以前に、問題で指定されたサービスを提供するには何が実現されればいいのかがそもそもわからないことが多々ありました。
問題演習を通じてパターンを学習し、解説の構成図を見ながら、何が行われているのかやデータの流れなどを把握していったのが合格につながったのかなと思います。
SAAの内容がある程度把握できるようになると、業務で使っているシステム構成図の裏の意図を考えるきっかけになったり、なぜそのAWSサービスを用いるのかが理解できたりします。SAAは業務に活かせる資格だなと実感しました。
現在はAWS認定デベロッパー アソシエイト試験の勉強に取り組んでいます。また、そろそろネットワークの知識もしっかり身につけないといけないと思い、応用情報やCCNAなど別ジャンルの資格の勉強、取得も検討しているところです。
これから受験する方、健闘を祈っています!