2016/11/20 GAN's ~やさしさのさき~ ※他サービス過去ログの再掲
2016.11.19 @ ABCホール
激富スペシャル2016「GAN's 〜やさしさのさき〜 」
東京から遠路はるばる5時間かけて(笑)観てきました。観劇のためだけに大阪行ったの初めてだよ。移動時間より滞在時間の方が短いよ。めっちゃ疲れたよ。笑
でも!そうまでしてでも観に行った価値のある作品でした。
ガンに侵され亡くなった母・ユミ
妻を救うべく研究に没頭するも自らも同じ病に侵されてしまう父・タカシ
孤独から父を恨み、その想いからガンを増幅させてしまった娘・サリナ
3人の家族を軸に、タカシの体内で起こるガンと免疫細胞などの戦いを具現化したストーリー。次から次へと登場する個性豊かなキャラクターたちと目まぐるしい展開に、ワクワク感が止まらず引き込まれっぱなし。
自分の境遇が、主人公の娘・サリナと微妙に重なってしまい、割と前半からずっと涙をこらえていた。
殺陣に、ダンスに、涙に、笑いに。素晴らしい演出で約2時間あっという間でした。笑いのバランスが秀逸すぎて重たくなりすぎていないのもすごいなあと。
誰だって愛がほしくて、大切な何かを守りたくて。その想いの強さから、時にその大切を見失ってしまうこともあって。すべてを壊そうとしてしまうこともあって。
……難しい。何書いてんだろ。
わたしの脳ミソとボキャブラリーでは、感じた想いの1%も表現できない。というか、何に対してわたしは涙を流していたのだろう。混乱。
愛ってなんだろう。
信じるってなんだろう。
わたしは2人が苦しんでいるとき、支えになれているのかな。信じる想いを持てているのかな。優しくあれているのかな。
この前観た舞台でも同じようなこと思ったけど、誰かを愛するって、幸せなのと同時にいつも苦しみと隣り合わせ。
忘れたいこと、忘れたくないこと、どちらも抱えて生きていかなければならなくて。
支え合って信じ合って想い合って乗り越えるしかないんだよね。
今日観た彼らの姿を思い出したら、まだまだ頑張れる気がする。
あ、作品には関係のないことだけど、お隣の方が笑うときに身体を前に乗り出したり、足をバタつかせたりするのが、正直とっても迷惑でした。ちょっと早いタイミングで笑い出すのも。わたし初見なんですけど。
笑う場面で盛り上がるのは良いことだけど、周りに他人がいるのも考えてほしいね。あれ、後ろの方は視界で邪魔じゃなかったのかしら。常連さんっぽかったけど、そうやって笑いを全身で表現する感じもウェルカムなんですかね。わたしが出会わなかっただけでよくある光景なのかしら。ま、いいや。
舞台自体は本当に素晴らしくて一度しか観られないのがとにかく悔しい。許されるならホテル取って夜も明日も行きたかった!
素敵な作品に出逢わせてくれた、サフレ役の太陽さんに心から感謝!
殺陣もいっぱい見られてよかった。最前列の臨場感たるや!でもできれば、引きの絵も見てみたかったー。
そしてボールドにめっちゃ笑った(笑)
ラスト1日。最後まで皆さん怪我なく終われますように。