シンガポールでの引越の注意点と体験談 2020年10月
シンガポールに引っ越して3年経った今月(2020年10月)、シンガポールで初めての引越をしました。
自分が重要と思ったけれど他のブログ等には書かれていないポイントを中心にまとめておきます。
物件を探す
シンガポールでの物件探しは、
1.PropertyGuru ( https://www.propertyguru.com.sg/ ) や 99.co ( https://www.99.co/ ) で検索して見つけた物件を担当している大家側のエージェントに WhatsApp で連絡して Viewing(内見)のアポイントをとる →(エージェントに仲介費用を支払うのは大家側)
2.テナント側のエージェントに物件探しを依頼する(テナント側が仲介費用をエージェントに支払う必要がある)
3.掲示板で、エージェントを介さずに探す
といった方法があるかと思いますが、私の場合は PropertyGuru で探しました。
物件は、家賃、間取り、築年数、立地が大抵重要になるかと思いますが、シンガポールの場合は雨が多く、また晴れの日は日差しが強いため、最寄り駅までのルートで雨・日除けがあるかどうかをチェックしておくと良いかと思います。
気に入った物件があれば、Letter of Intent にサインして Booking Deposit (1ヶ月目の家賃の前払い)を振り込めば、差し押さえることができます。
その後、Tenancy Agreement (賃貸契約書)にサインして Security Deposit(物件退去後、修繕費用を差し引かれた上で、返却される)を振り込み、Inland Revenue Authority of Singapore(IRAS)に Duty Stamp(印紙代: https://www.iras.gov.sg/irashome/uploadedFiles/IRASHome/Other_Taxes/Stamp_Duty_for_Property/Other_services/How%20To%20Stamp%20Residential%20Lease%20or%20Tenancy%20Agreement%2012062020.pdf )を支払えば正式契約となります。
写真を撮っておく
鍵を受け取った日に、荷物を搬入する前に、不具合箇所(壁、床のひび割れ等)と部屋全体の写真を撮って、エージェントに送っておくと良いかと思います。これは
1.退去時に、元々あった不具合であることを証明する
2.シンガポールでの Tenancy Agreement では退去の2ヶ月前からエージェントが次のテナントを探せることになっているのが普通のため、PropertyGuru や 99.co に載せるためのいいかんじの写真を送ってほしいとリクエストされた場合に、荷物搬入前に写真を撮っておかないと、自分の所有物が公開される写真に入ってしまうことになる。
という2つの理由からです。
私は100枚ほどの写真をZipしてもデータサイズが大きすぎてメールに添付できなかったため、Google Photo にアップロードしてエージェントとシェアしました。
荷物を運ぶ
手持ちで持ち込めない量の荷物を搬入する場合、引越業者の手配が必要になるかと思います。
パッキング、家具の分解組み立て等が不要で、運搬のみの場合、Lalamove、GOGOX といったアプリで Van や Lorry を予約できる運送業者(Grab Expressと引越し業者の間みたいなの)が安くて便利です。
私の今回の移動距離4kmの場合は、Lalamove で 2.4m Van + Driver + 1 Helper を S$70 で手配できました。
コンドによっては、天井の高さによって入れる車の高さの上限があるので、事前に確認しておきます。例えば、Vanより高さのあるLorryの場合は中に入れずに野外に駐車することによって、雨が降った場合に荷物が濡れるというリスクがあるかもしれません。
その場合段ボール箱は自分で手配することになります。
少し値が張りますが、私はガムテープ無しで組み立てられる Bankers Box という段ボール箱を購入しました。
引越業者を手配すると、搬入元(現住所)と搬入先(新住所)それぞれの物件を担当する MCST(管理会社: Management Corporation Strata Title)に、Moving-in Permit, Moving-out Permit を提出して Deposit を支払うことになっているようです。
私の今回の場合は、Deposit は Cheque (小切手)しか受け付けないと言われましたので、急いで自分の銀行に Cheque Book の郵送リクエストしました。
住所変更手続き: 電気、水道
電気、水道の SP(Singapore Power)では、"Account" はユーザーではなく供給先の物件を意味し、各 User ID(Eメールアドレス)で複数の Account(物件)を登録できます。 https://services.spservices.sg/ で自分のUser IDへ引越し先の Account 追加登録の予約をしておき、同様に現住所の物件の大家にその Account の追加登録の予約しておくように連絡しておきます。
住所変更手続き: シンガポール政府
自分のシンガポールでのステータスは Employment Pass なので、私は Employment Pass (EP) Online ( https://www.mom.gov.sg/eservices/services/ep-online )で手続きしました。(自分は独身ですが、同居している家族がいる場合はその手続きが必要になるかもしれません。)
住所変更手続き: 在留届
オンライン在留届( https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html ) で変更可能です。
「緊急事態発生時には、提出された「在留届」をもとに、大使館・総領事館が、安否確認・支援活動等を行います。※ 外国に住所又は居所を定めて3か月以上滞在する日本人は、「在留届」を提出することが法律で義務付けられています。」とのことです。
住所変更手続き: その他
銀行、インターネット回線等、契約している企業に連絡します。インターネット回線は、有料の移設作業が必要になる場合もあるようです。
旧物件の引き渡し
旧物件の Tenancy Agreement に、カーテンの Cleaning は必須と書かれていたため、専門業者に手配しました。
部屋全体については Cleaning が必須と書かれていませんでしたが、経年劣化を除いて入居時の状態に戻すように書かれていましたので、掃除業者を手配することにしました。
退去時向けの "Deep Cleaning" を手配しましたが、冷蔵庫、電子レンジは含まれていないと言われ、自分で掃除しました。
その後引き渡しした際に、シャワーヘッドやシンク等は掃除不十分のため、結局大家側で掃除業者を手配するとのことでしたので、"Deep Cleaning" を手配しておけば大丈夫、というわけではないようです。
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