神様を探しに 11
今回は福岡市中央区にある鳥飼八幡宮にお邪魔しました。「八幡宮」の名の通り、たくさんの神様をお祭りした神社でした。明治通り沿いの大きな像が目印です。
鳥飼八幡宮
この日は姉の誕生日プレゼントを買いに出かけていたのですが、急に思い立って鳥飼八幡宮まで足を伸ばしてみました。もしかして、神様が「ちょっと寄ってってよー」と誘ってくださったのでしょうか?
トップの写真の鳥居をくぐったその先にはこのような立派な楼門があります。少し見にくいですが、門の中には狛犬が鎮座しています。所々剥げてはいるものの、綺麗に色付けしてあって、美術品のような趣でした。
ちなみに内側には武将のような像が二体安置してありました。写真を撮りたかったのですが、太陽光が反射して上手く撮れませんでした。残念です。もし行かれたら、ぜひ実際に見てみてくださいね。
楼門を抜けると奥に見えるのが御本殿です。お清めをして参拝しようとご本殿に向かうと、何やら中には複数人の人が。この日は節分間近ということで、惣菜を取り扱う業者さんが恵方巻を奉納し、御祓の準備をしているようでした。
私はてっきり歴史散策ツアーか何かで御本殿を特別開放しているのだと勘違いし、ラッキーとばかりに自分も参拝後にご本殿に上がらせてもらったのですが、しばらくして勘違をしていると気づき、慌てて外に出ました。いやはや、お恥ずかしい。
でも、より神様の近くまで行けたことは素直に嬉しかったです。
ちなみに御本殿の中には色々なものがありましたよ。これは御本殿の外から撮った写真ですが、御神輿でしょうか?とてもきらびやかですね。
この御神輿は夏越祭という7月に行われるお祭りの際に実際に担がれ、唐津街道を走り抜けるそうです。夏越祭とは夏に行う大祓式のことで、正月からの半年の間に自分自身が知らず知らずのうちに犯した罪や過ち、けがれを払い清める神事だそうです。
そうですよね。自分では無害に生きているつもりでも知らず知らずのうちに誰かを傷つけたり、何かを壊したり・・・あるかもしれませんよね。そう考えると、この夏越祭、ぜひ参加してみたいものです。
この夏越祭のほかにも色々と行事があるようで、過去には「食・音楽・アートで縁結び」をテーマにした現代風の面白そうな秋季大祭も行われていたようです。神社というと神聖で敷居が高いイメージですが、このようなイベントがあると「音楽を聴きながら美味しいものを食べにいく」といった身軽な気持ちで立ち寄ることができそうです。私はまだ秋季大祭にお邪魔したことはないのですが、もし、今年も行われるならぜひ行ってみたいです。秋ごろにはコロナが少し落ち着いて、こういった、人々が集う行事もできるようになっているといいですよね。
ところで、上の写真の上部にお相撲さんの写真(絵でしょうか?)があるの、見えますか?この鳥飼八幡宮、相撲の福岡場所の際には九重部屋の宿舎になるそうです。ということは、この写真(絵?)はもしかして千代の富士関なのでしょうか?うーん、奥が千代の富士関で、手前が千代大海関なのかな?
とにかく、この日はとんだ勘違いで慌てていたので、じっくりと確認できませんでした。
そのようにして御本殿を参拝したあと、少し気持ちが落ち着くと子どもたちの賑やかな声が耳に入ってきました。どうやら神社の敷地内に保育園があるようです。声のする方に歩いていくと・・・
あら、可愛らしい神社が。
塩竈北辰神社というお名前でした。
安産の神様なのですね。でもそのほかにも沢山の神様が祀られているようです。と、看板を見つつ気付きました。「順路2」あ、順路があったのですね。順路通りに見て回るのも楽しそうです。しかしながら、この日は適当に歩きます。
次に行き着いたのはこちら。
鳥居には「天満宮」とあるようですね。少し進んで案内板を見てみます。
やはり、菅原道真公を祀った天満宮でした。息子の学年末試験が近かったので、上手くいくようにお祈りさせていただきました。
この記事を書いている現時点ではまだ試験結果はわかりませんが、お祈りが通じたのか、前回よりは自主的に試験勉強に取り組んでくれた気がします。ありがたや、ありがたや。
また、この天満宮の敷地内にこのような「なでうし」もありましたよ。ちょうどこの日一緒にいた主人が首痛を患っていたので、二人してこのうしさんを撫でまくってきました。そのおかげか、今では「首が痛い」と言わなくなった気がします。
うしさんのご利益なのでしょうか?うしさん、ありがとうございます。
そのように天満宮を満喫し、また進んでいくと・・・
うーん、鳥居の文字が私には読み取れない。ので、案内板を見てみます。
恵比寿神社でしたー。お!ここまで適当に歩きましたが、偶然にも順路通りに進めていたようです。
ちなみに保育園の子どもさんたちはこの恵比寿神社前で楽しそうに遊んでいましたよ。元気いっぱいでこちらまで元気を分けてもらえた気がしました。
鳥飼八幡宮の主な神社はこの4つなのかな?この恵比寿神社まで進んでくると、その先には外に続く鳥居がありました。その鳥居をくぐって外に出ると、目の前には「明治通り」という大きな道路があります。福岡の中心都市である「天神」から西方面に行く場合によく通る道路なのですが、その際いつも気になるものがあるのです。それがこれ。
この写真では今ひとつ伝わりにくいのですが、相当な高さのある像です。いつもは車でビュンと通り過ぎるので、気になるもののどなたの像なのかもわからずじまいでしたが、「中野正剛(なかの せいごう)先生」とおっしゃる方の像だったのですね。ジャーナリストで政治家だそうです。
ちょっと話がそれてきてしまいましたね。鳥飼八幡宮の話に戻りたいと思います。
ここまで4つの神社を見てきただけでも見応えがあるというか、参拝応えがある神社と言えますが、ほかにも気になった所がありました。
まず一つ目はこちら。
手水舎近くにある元気すぎるソテツ。私はこんなに伸び伸びと枝をはったソテツを見たことがないような気がします。なんとも言えない生命力というか、パワーを発しているような気がしました。
お次はこちら。
奥に見える灯籠や池にかかった丸い橋がいい雰囲気を醸し出しています。もう少し周りの緑を整えるともっと素敵になりそう。それともこれがワビサビなのでしょうか。
そして、この庭園の脇にはひっそりとたたずむ可愛い祠も。
一番手前は神様の像でしょうか?「千と千尋の神隠し」の祠のシーンを思い出します。
そして、もう一つ気になるスポットはこちら。
少し前に訪れた香椎宮で汲めなかった「不老水」。なんとここ、鳥飼八幡宮でも汲めるなんて。もしかして、「不老水」なる湧水は一般的なのでしょうか。
この日は水を汲むための容器を持っていなかったので諦めましたが、次に訪れた際には是非とも汲ませていただきたいと思います。ただし、渾々と湧き出るというよりはチョロチョロ出る程度でしたので、小さな容器で充分そうです。
さて、このように見所の多い鳥飼八幡宮。今度は是非、お祭りが行われる時に伺えたらと思います。
そう言えば、今回は神様のサイン受け取れたかなー?
まとめ
神様からのサインかな?と思えたこと。
・思いがけず御本殿の中に入ることができた。(私の勘違いで入ってしまったのですが、誰からもおとがめがなかったので神様も怒っていらっしゃらないと信じます。)
・元気に遊ぶ子どもたちから元気をもらえた気がする。
・ちょうど夫が首痛を訴えていた時に「なでうし」を撫でることができた。
・とにかく鳥が多い。
福岡市営地下鉄空港線の唐人町駅からすぐの場所にある鳥飼八幡宮。神社をより身近に感じられる秋大祭、ぜひ参加してみたいものです。
本日も、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。また参拝にっきをつけますので、そこでお会いできたら嬉しいです(^^)
それでは皆様に沢山のハッピーが訪れますように♪
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