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「ふたりはともだち」
「ふたりはともだち」
アーノルド・ローベル 作/三木卓 訳(文化出版局)
梅雨と言っても、住む場所によって雨の降り方はまったく違っていることを体感しているここ数日。
同じ日本でも、今年の春まで住んでいた地域では、梅雨と言えばそれはそれは、バケツをひっくり返したような雨がひっきりなしに続くようなものでした。
でも、少し地域が変わると、雨が続くというよりも、太陽が少し表舞台から離れている期間みたいなもので、合間に洗濯物が乾いてしまったりすることに驚きます。
短編集がいくつか入った、シリーズ絵本のひとつを、今日は手に取りました。
自分の頭の中で読んでいても、ふたりの声色が違って聞こえてくるような、のんびりしていて暖かく、どこか愉快な世界が広がります。
この"ふたり"の世界に一緒にいると、ひととのつながりって、でこぼこの組み合わせがうまくはまって、成り立っているのだろうなぁと思いました。
せっかちさんとおっとりさん、きれい好きと大ざっぱ、気分屋さんとこだわり強めさん…
凸凹があるとぶつかりそうだったり、すれ違いそうに思えるけれど、だからこそその凹と凸がしっかり噛み合ったとき、離れがたいものになるのかなぁと思ったりします。
共通の趣味での知り合いや自分と似てると思う友達ももちろんいますが、自分が持ち合わせていない部分に惹かれていることって、けっこうあるなぁと感じます。
お互いの凸凹を知って、認め合ったうえだからこそ、深く強くつながり合っていけるのかもしれませんね。
そんな人付き合いを広げていきたいものです。
おしまい。