初めて給与ではなく報酬をいただいた話
フリマイベントに初出店して撃沈
いつかはやってみたかったフリマ
手刺繍や帆布を使った裁縫など、針仕事を趣味として本格的に習慣化してから約1年が経過。作品のクオリティが向上するにつれてただの趣味からビジネスとしてやっていきたいと考えるようになってきた頃、まずは自分が作ったものを直接売るという経験をしてみようと「ロハスパーク」というフリマイベントに参加を決意。
フルタイム(ほとんど週5の10時間勤務)バイトをしながらイベントの1ヶ月半前から作品作りや出店に必要な備品(タープテントや商品を並べるための机やハンガーラックetc.)準備をスキマ時間に進め、商品数は2種類とかなり少ないながらも本日2022年11月3日に満を持して初出店。
フリマの現実に打ちのめされる
しかし…
結果は10時〜17時の7時間で販売数たったのペンケース1つ。
現実は甘くありませんでした。
ある程度は覚悟していたものの、ここまで売れないとは思っても見ませんでした。
接客では通りかかった方に挨拶や呼びかけをして頑張っていたのですが、16時頃までで販売数はゼロ。ほとんど一人で販売をしていたので休憩の時間はないし、他店ではどんどん商品が売れていくし、隣店舗の店員さんの「まぁうちはそんなに売れてないわけじゃないからいいやん。あそこなんか売ってるのまだ見たことないし」という言葉が嫌でも耳に入ってきて、体力的にも精神的にも疲弊していました。
「お客様は神様」という意味の理解
そんな時、30〜40代くらいの父母と小学か中学生くらいの娘で構成された3人家族がペンケースに興味を示してくれて当店の前で足を止めてくれました。どうせ今までのようにすぐに立ち去ってしまうのだろうと思いながらも、商品説明をするとお父さんが「これいいやん、俺買おかな」と奥さんに言い、次に「これ、もらいます」と、なんと買ってくれることに。
オープンから6時間経過して初めて買ってくれたお客様だったので、驚きのあまりお会計はぎこちない感じになってしまいました(笑)
売上数ゼロで終わってしまうと思っていた矢先、神様のようなお客様が私の商品を1つ買ってくれた。
この事実は今日の私を大きく救ってくれました。
今後ハンドメイド作家として活動するにあたって、自信を無くさないでもいいんだと思えました。
そしてこれが、今まで会社員やアルバイトで給与しかもらったことがなかった私が初めて報酬を得た瞬間でした。
撃沈したけど、それ以上に得られた価値あるもの
お店に立ち寄ってくれたお客様の意見
上記の通り7時間でたった1つしか販売できなかったけど、それ以上に得られたものは山ほどありました。
その一つは、「お客様のご意見」でした。
積極的に接客をしていたことが功を奏したのか、お店に立ち寄ってくれたお客様の中にはただ商品を見て去るのではなく、「もっとこうした方がいいんじゃない?」や、「こうだったら買ってたよ」など一見マイナスに思えるけど、これからハンドメイド作家として成長していきたい私にとっては貴重な意見をたくさんいただけました。
こういった意見を直接聞けることがイベント出店をする意味の一つなのかなと感じました。
イベントに参加するなら客層と商品のマッチ度が重要
今回私が参加したフリマイベントは、客層のほとんどが小学生以下のお子様を連れたファミリー層やお年寄りでした。
そのため、子供ウケのいいキャラクター風船や主婦ウケいいの子供服を販売しているお店は大変人気で、たくさんの商品を販売していました。
さらにそれらのお店の販売価格は300円〜1000円のものが多く、¥3,800のペンケースと¥7,400のトートバッグを販売していた私の商品とは価格帯が桁違いでした。
「客層・商品・価格」の全てがマッチしなかったのが売れなかった原因なのではないかと思います。(全部ですね…。反省してます…。)
もしこの記事を見てくださっている方の中でロハスで販売数を上げたいなら、子供向けの商品や家族で食べられる食べ物などがおすすめです。
なのでイベントのリアル出店はしばらくせずに、私の商品に興味を持ってくれる客層もリーチしてくれる可能性があるフリマアプリやネットサイトで、販売にもう一度挑戦してみようと思います。
最後に
失敗は成功へのヒント
1つしか売れなかったけど、出店しようと行動したことに意味があると思うので、一日のイベント出店料は1万円でしたが後悔はしていません。
もちろん利益なんてなくて赤字でした。お客様からいただいた意見から新しい商品のアイデアが生まれ、報酬を初めていただくという経験ができた今日というう日は有意義な1日でした。
ここで挫けずに前へ前へと進めていけたらなと思っています。