音楽ストリーミングで 自作が美味しいプレイリストに入るには……
先週末、成田空港にて。到着後、荷物を待ちながら亡き愛犬と同じ犬種ビーグルくんのお仕事ぶりを「カワイィ〜❣️」と目で追っていたら……なんと!
私の隣りにいた若い日本人男性が捕まって、連行されました!(最近、食品などの違法持ち込みが多いよう)
ビーグルが食べ物に反応する様を語る動画ツイート
鼻の利くビーグルくんに負けず、今日は私が嗅ぎつけた「音楽ストリーミングで好みの高ランク・プレイリストに入るコツ」的なものを一つだけ。
インストゥルメンタル曲を作っている方のご参考になれば……。
Apple Musicの公式プレイリスト。私の”Please Stay” は、現時点で最後のほう~映画音楽の大御所ルドビコ・エイナウディさんの次。憧れのÓlafur Arnalds様(2曲目)Nils Frahm様(8曲目)と。(曲クリックで試聴できます)
「公式/有名プレイリストに入るには」みたいな情報は、どこにでもありますよね(特に英語サイト) 。今日シェアするのは、もっとパーソナルでファジーなものです。――ズバリ、「推しアーティストと同じプレイリストに入る方法」。
再生数を稼ぐのもいいけど、「自作が推しアーティストと一体となって広く聴かれたら……」という願いは、ピュアなのです。音楽への愛でガツガツしたくはありませんから……。
Please Stayは、発売2か月でもうすぐ43万回の再生。(毎日約5,000回)
選ばれるコツを一言でいうと、「自分が信奉するアーティストを目指す」。え? 当たり前すぎ? ですよね……。
この「分かりきったこと」が意外にできない原因として、私のケースで思いつくことを並べてみます。
まず、人は自分を分かっているようでいて、そうでもありません。また、いくら分かっていても、プレイリストのキュレーターさんはそうは取らない可能性も。
だったら、「自分の音楽がどうか」よりも、心ときめく有名アーティストの手法をお手本にしちゃった方が早いのでは……。(私の場合、「この人みたいな雰囲気が作れたらなぁ」と思ってやってました)
次に、ストリーミング時代はシーンの移り変わりが早く、世界は広い(グローバル市場)です。自分では「このあたりのプレイリスト向き?」と思っても、同じような候補者はゴマンと。いや、ヨンマンか……(Spotify で一週間にリリースされる曲数は4万曲)
私の曲が上記プレイリストに入った9月時とは、既に曲目がごっそり入れ代わりました。憧れのNils様もOlafur様も、その時点ではまだ入っていなかったんです。
なので、「特定のプレイリストを狙う」よりも、好みのアーティストの生き方や活動内容をコピーするほうが、近道な気がします。(私の場合、ニルス様が「ライブは考えずひたすら音作りに徹した」のをマネました)
最後に、ストリーミングではジャンルが混戦し、刻々と新テイストのアーティストやプレイリストが誕生しています。既存のプレイリストを目指すと「既に時代遅れ」ってなことも……(笑)
なので逆に、新たな動きに敏感になることで、新たな自分に気づき、活路が開くことがあります。
探知犬のように、「何か臭うぞ」の予感に忠実に……。
私の場合、2016年ごろに見ていたnpr(アメリカ政府の広報サイト)が情報になりました。しきりに「”インディ・クラシカル” とか”ポスト・クラシカル” が熱い!」と、写真や動画などで推していたのです。
「クラシックなんて」(聴きすぎてキライ)という私もぶっ飛ぶような、クラシックらしからぬシーンとの遭遇。目指したいアーティストにも出会いました。(私の曲が一番再生されてる国は、やっぱりアメリカ)
私を含め、DTMオタクはなかなかこの情報収集が難しいですよね。なにせ、人のを聴いてるより、自分が作るほうが面白いんですから……(笑)
ということで、以上プレイリストのワクワク攻略ヒントでした。
尚、何ごとも、常識や情報は(当記事含め)疑ったほうがいいです。みんながやるから競争率高いし(笑)
例えばハウツーで「Spotifyでリリース前に自薦する(公式プレイリスト・サブミッション)」とか、SNSでフォロワー集めて宣伝する、とかがよく言われますね。
「手の届きそうなプレイリスト・キュレーターにエントリーをサブミッション(お願い)する」とか。
私はどれもやってません。
こちらSpotifyは有名キュレーター・ブランドのプレイリスト。私の”A Day of Wine and Grape”がフィーチャー。ストリーミング公式ほどアクセスはない替わり、同じプレイリストがApple MusicやDeezer、Napsterでも提供されています。(プレイボタンまたは曲クリックで試聴可)
もちろん、できうる限りのセルフ・プロモーションは必要でしょうけど……。宝くじのように自分を安売りしないのも、一つの方法かも。
こんなことを言うのは、日本でメジャー・レコーディングしたアルバムがまるで売れなかった悲哀を知っているから_| ̄|○。
バンドのキーボーディストとしての参加とはいえ、それは惨めな、こりごりな経験でした。だから、いくら今のディストリビューションがカンタン・安価といっても、絶対に失敗しない心づもりで。
例えば「好みのプレイリストに入ったらみんなが喜んで聴いてくれる音なのか」考えまくって作る……そんな感じではどうでしょうか。
運とか努力は関係ないので、音楽を宝くじにしたり、受験対策のようなアプローチはオススメしません。
だって、いいものをときめいて作れば人生が輝く、魔法の時代なんですから!
◇あとがき……お知らせ
一時帰国中の現在、日本で初Shazamしました!
ちなみにShazamは、周囲でかかっている曲の題名を教えてくれるアプリです。自由が丘のお茶屋さんにて、こちらの曲(プレイボタンで試聴可)
グラミー賞アーティストのこの曲がエントリーしている、Apple Music公式プレイリスト。ハマり中です。
自分の曲がShazamしていただけるのは嬉しいので、「私も人の曲を」な〜んて……。
発売2か月で、Shazam88回(パチパチ)。ありがとうございます!
12月には日本でクラシックのジョイント・コンサートもします。また改めてお知らせさせていただきますね。
「え? なんでファンク・ファンがクラシック?」って? 聞かないでくださーい!w