同じ業界から他社を見る_トーセイ(株)の筆頭株主が名鉄!?
今日突然こんなリリースがでました。
資本提携か、ま、あるよな。
「筆頭株主」が変わる?名鉄に?ここはなかなか衝撃でした。
トーセイは1984年に山口誠一郎氏が代表取締役に就任し、2023年11月期は売上79,446百万円、営業利益16,254百万円の会社です。
何よりも企業の安定収益にこだわりがあって、
売買事業のボラティリティを除いた安定事業で固定費の1.2倍をカバーする状況まで持っていけています。じゃ、なぜ?
先ほどのリリースには、金融政策が正常化(金利が上昇)し、住宅ニーズ、投資家のニーズに加え、建築費の高騰リスクに対応するためとあります。
そうです。金利上昇懸念から4月以降不動産セクターは下落を続けています。各社見通しは良いのですが、マーケットはネガティブに見ているのがわかります。
トーセイの借入残高は23/11期で約1,440億。借りないと事業できない不動産業ではこんなものかと。金利は1.091%です。同業界だととても低いです。
と思いますが、
自己資本比率は33.4%(競合のサンフロンティア不動産は48%)、このあたりなのかもしれませんね。
さ、過去電鉄系が不動産会社を子会社化した例はもちろんあります。
電鉄以外にもありましたね。
今回のディールでは出資比率は15.4%なので子会社化ではないですが、20年近く経営した代表が筆頭株主から降りる?というのは相当な決定な気がします。
また業界の情報網からことの顛末を聞いてみたいと思います。