今月の投資不動産マーケットレポート
毎月書いてます投資不動産についてのマーケットレポートです。
今回は私募リート向けのアンケートなどから読み解いていきます。
まず、各アセットの価格です。上昇はするものの、マイナス金利解除を受けて、上昇率は鈍化を予測している様子。
3月に日銀がマイナス金利を解除しました。
このリサーチは1月実施ですが、相応に読み込まれていたことがわかります。
今後1年間不動産投資マーケットに起きる変化では、「ファイナンス条件の引き締め」が起きることで売却を減らし、利回りの高い都心以外への投資が増えるとの見方が出てました。
さて、先ほどの日銀のマイナス金利解除の影響ですが、当日は円高になったものの、緩和姿勢の協調により円安。。。
そうなると不動産投資自体は減らない方向感です。欧米の商業用不動産が軒並み価格が落ちている中、日本の不動産が高くて売れている理由がこれです。
今度は今後注目のアセットに目を向けております。
こちらも先日発表の地価公示。
地価公示では、インバウンド関連のリゾート地、繁華街、
その他半導体関連の工業地が上昇。
熊本県はTSMCの工場ができる菊陽町、北海道はラピダスの工場ができる千歳市の地価が上がっております。
面白いのは、23区でも商業地ではインバウンド向けのホテルが多い台東区が大きく上昇。その次は荒川区。オフィスとかレジデンス検討するとどうしても賃料が安くなりがちな両地域の上昇が顕著です。
先ほどの私募リート調査に戻ると、投資対象としたいアセットタイプで
上昇率が高いのは
・データセンター
・物流
・ホテル
マイクロソフトによる投資報道もありデータセンターは今後注目ですかね。
先日記事https://note.com/mintou/n/n09bc041b70fcにもしましたが、霞ヶ関キャピタルさんが取り組む冷凍冷蔵倉庫も機会ありですね。
2024年問題、人で不足問題等で寮のニーズは戻りつつある。
社会情勢と切っても切り離せないのがアセットタイプの浮き沈みなのかなと考えられます。
この次は何か。
ボルテックスは利用権でなく、相続可能な別荘の所有権をシェアリングする事業も開始。
次はなんでしょね。
AI、半導体で電気を多く使うため、発電所を組み込んだビルとかありなんでしょうね。