同じ業界から他社を見る_オープンハウス 1Q決算 2024/2/14
オープンハウス社が1Q(2023年10‐12月)の決算を発表しました。
売上前年比増、営業利益も前年比増なものの、伸び率には差があり。
当初予測では、減益を予測していたぐらいなので、原価UPの影響は受けていそうです。
セグメント別では売上、営業利益ともに収益不動産が前期比割れ。
増収減益予測だった通期に対し、1Qは増益で終わっている。利益率は戸建、マンション事業で下がっているものの、当初予測よりは下がらなかったようです。
さて、大きく下がった収益不動産ですが、引渡し件数は+10件なものの、単価が1.91億も下がり、売上の減少要因となっている。一方で、利益率は高い状態。単価はもとよりわかっているはずなので、引渡し数が見込みを下回った状況だと思います。
すごいのがアメリカの不動産が売上も引渡しも伸びていることです。円安で価値は目減り、米国での住宅ローン金利高止まりで不動産価格が下落している中での結果。節税と将来性で販売しているのかもしれませんが、なかなか信じがたい、そんな印象があります。
通期の業績予測は1Qが好調でも減益予測は変わらずです。
セグメント別では1Q前年を割り込んだ収益不動産は昨年を超える予想になっており、結果増収増益になる可能性もあるんではないかと思っております。