今月の投資不動産マーケットレポート
毎月、投資不動産マーケットについてレポートを書いています(別で)の3月版です。
日銀の政策変更があっても低金利状況が変わらず、投資資金は日本を目指すとの見方。
日銀がマイナス金利政策(民間銀行が中央銀行にお金を預ける当座預金の一部にマイナスの金利をつける政策。お金をあずける側が金利(ペナルティー)を払う異例の政策となる)を解除したが、相当に高い金利上昇ができるわけではないとマーケットは受け取り、円安、株上昇と金利上昇時と真逆の動きとなっています。
都心5区の空室率は少しずつ下がってきましたね。このあたりは良い要素ではあります。
気になる情報もあります。
不動産業向けの新規貸し出し残高は下がり始めました。
融資残高もです。
新築戸建てがだぶつき、マンションも建材、土地の高騰で出口が見つけにくく、新規で事業ができない状況が起きてそうです。
月次の企業倒産件数はコロナ前並みになって来てこれは正常なように見えますが、
客室稼働率(全国・東京都)
ホテルの客室稼働率は1月2月が閑散期にもかかわらず12月が落ちているのが気になるところです。
物流施設の賃貸マーケット 東京圏
物流施設の賃貸マーケットも少々飽和しているように見えます。
海外からの投資資金流入は論理的には説明ができますが、供給過多や価格高騰によるミスマッチングなど一本調子で上昇するわけでもないような気がします。
アセット毎見定めは必要かもですね。