
不動産株に不遇な時代になったのか
東京建物株が還元強化したにも関わらず金曜日は大きく下げました。
不動産株は前日比 -0.1% 日経平均 -0.3%なので単体の要素ですね。
基本的にレバレッジを利かせて、要は借入を起こして規模感のある物件を買いビジネスを行うのが主な不動産業です。
借入は当然金利が必要なので、政策金利が上昇し続けている状況では利益を棄損します。

REITの価格が下がり続けていますのが、これも金利上昇が起因していて外国の機関投資家が資金を引き揚げているからとも言われています。

ま、ほぼゼロもしくはマイナス金利で安い金利でビジネスをやってこれたので今が通常の状況なのかもしれません。
一方、不動産業には、不動産仲介業、管理業、賃貸業、ホテル運営、会議室運営は借入に直接影響しないのでノンアセット事業なんて言われます。
売買を中心とする不動産業では各社強化する動きが進んでいます。
トーセイ(株)のIRで記載がありましたが、ノンアセット事業≒安定事業比率が高いことを認知させてPERをあげるようにしていくようですね。

ただPERってバリュエーションなので、今後の利益拡大の余地、可能性に依拠する物ですよね。
大変なのはわかりますけど、本来の事業の魅力度を見るとすると、金利が上がってもそれを上回って利益率が出せればバリュエーションが上がるんじゃないでしょうかね。
ROICという指標があります。
ROIC(ロイック)とは、Return On Invested Capitalの略で、企業が事業活動に投入した資本に対してどれだけ利益を生み出しているかを評価する指標で、計算式はROIC=(営業利益×(1-実効税率))÷(株主資本+有利子負債)です。
有利子負債を入れた指標があります。
こんな指標で上位に挙がってこれるといいんでしょうね。
今後分析してみます。