見出し画像

日本の長期金利はどこまで上がる?


今日、消費者物価指数は対前年比3.2%増でした。アメリカの1月CPIは3.0%増だったので、アメリカを超えてしまいました。

こんな比較になります。
      |  2/2110年債利回 | 1月物価上昇率(対前年同月)
---------------|--------------------|-----------------------------------------
 アメリカ    |          4.499%       |  +3.0%
---------------|--------------------|-----------------------------------------
    日本    |        1.439%        |        +3.2%


最近上昇が著しい日本の長期金利ですがフェアバリュー(最悪ここまで)ってどこなんでしょうか?

思い起こせば政策金利利上げが始まる前

2024年12月26日のbloombergでは1.2%台まで切りあがる。。。
そんな報道でしたが、、

ここ最近は

1.4%OVER.すでに予想を超えております。


モーサテでよく見た高田さんもすっかりタカ派?
とは関係なく、今の物価上昇率を見たら金利が上がってもおかしくないという見解です。


2024年年末の 三井住友DSアセットマネジメントのレポートです。

諸外国と比べると

日本だけ実質金利がマイナスな状況です。


日本は臨機が上がっているとは言え、他国に比べれば伸び率も低いです。
日銀が国債を一生懸命買って金利を低く抑えていた期間が長いため、国債の価格がなかなか下がらいんだと思います。

とは言え、各国とのギャップを鑑みると、こちらもレポートによる内容ですが、日本の長期債フェアバリューを試算すると、その水準は約2.7%~3.1%だそうです。

このまま銀行からの貸出金利になったりしたら、不動産の利回りとのスプレッドがなくなっちゃいます。。。


CBRE 2024年12月 Japan Cap Rate Survey


日銀が買い支えることで低下していた長期金利も、買い支えがなくなる予測からフェアバリュー化していくことになるとすると
不動産の利回りは上昇するんでしょうね。。

一方でインフレで賃料が伸びれば別です。
利回り×賃料≒物件価格
なので
しっかり賃料が伸びる物件を選ぶことは重要ですね。

いいなと思ったら応援しよう!