同じ業界から他社を見る_2024年9月期　第3Q決算　(株)オープンハウスグループ　2024.8.13

オープンハウスグループの3Q決算です。
そもそも今期は増収・減益の予測を出していました。

期初～3Qも営業利益、経常利益は前年比マイナスになりました。

セグメント毎で見ると、マンションの落ち込みが目立ちますが、利益の減少160百万円のうち、大きいのは収益不動産▼70百万円、戸建▼60百万円が主なところになっています。

詳細を見ると、戸建ては粗利率、営業利益率が低下。原価が高くなったことと、在庫が余って安売りしたのかもしれませんね。

収益不動産事業ですが、単価の下落が営業利益に大きく効いているようです。

ただ、Q単体で見ると３Qは前年を上回っています。引渡し棟数は大きく下落。営業利益確保に動いている兆候なのか、注視が必要です。

さ、着地ですが、変わっていません。全体の業績予想における売上ですが、現時点で895,056百万円なので、あと404,944百万円を四半期で売らねばなりません。
収益不動産では、売上においても３Q終わりでのこり89,304百万円売らないといけない計算となります。

モーレツ営業のオープンハウスなら実現可能なのかもしれませんが、いずれも１Ｑ－３Ｑの約半分を稼ぐことになります。さすがにしんどいかもしれませんねえ。