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読書記録:7 青の数学
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青の数学 王城夕紀
数学に取り憑かれた主人公が、数学をしながら日々を過ごす話。数学を解く速さや量を競う決闘を繰り返しながら、なぜ数学をするのか、なぜ数学で戦うのかを考える。
数学をする意味がわからなくなって迷ったり、それでもやり続けて少しずつ吹っ切れたりという心の動きが面白い。
私にはここまで打ち込めるものがないので、単純にすごいと思った。
文章中に、数学の用語はたくさんでてくるけど、理解できなくても楽しめる。理解できたらもっと楽しいのかもしれないけど、わたしには難しい。
人気が出たから2巻が出たのだと思ってたけど、もともと続くつもりで書かれたものかもしれないな、という終わり方だった。また2巻を見つけたら買って読みたいと思う。
新潮文庫nex 9784101800721