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恋の話をしよう【暗闇の猫はみな雨色(0)】

はじめに

恋バナを聞くのが好きだ。
だけど悲しいかな、歳を重ねて同年代はとうにみな既婚、子持ちどころかバツの数を増やしている。

リアル恋バナの重力がひどい。
ちがう、そうじゃないんだ、求めている恋バナは。

友達はどんどんと減り、いい歳で独身つらぬいているような同族は、おおよそおひとり様が染み付きすぎている。

そして、おひとり様上手は、人に恋バナを話さない。

最近めっきり、ほんとさっぱり、
人の恋バナを聞く機会が減ってしまったことが何より悲しい。

私といえば思春期なんて大昔に過ぎているのに、相変わらず人間が苦手な世界音痴のままだ。

とはいえ大人になった分、人間関係良好に、付かず離れず腹5分程度のお付き合いは大得意。
特技:コミユニケーション
と言える程度に初対面の人とも楽しく話せる。

恋愛が始まった日も、発展した日も、失恋した日も、なにも変わらぬ穏やかな笑顔で過ごせる自分がいちばん人間として怖い。

というわけで、私が聞いてきた数々の恋バナを備忘録として書いていこうかなと思う。
キラキラの目をして話してくれたあの日の恋バナも、恥ずかしさでのたうち回るような恋バナも。
自分の恋バナは、混ぜるかもしれないし、混ぜないかもしれない。(ずるい)

誰にとっても、年齢がいくつになっても、
恋バナ需要はあるのだ。
と思っているんですが、どうですか?
もう恋バナなんてどうでもいいですか?

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和奏眠人
日常の延長に少しフェイクが混じる、そんな話を書いていきます。作品で返せるように励みます。