【黒歴史】初デートで大失敗した話
1.女の子との出会い
高校までは全くと言っていい程恋愛経験がなかった僕ですが、
高校に入って当時入っていた部活の友達からこんな魔法の言葉をもらいました。
「彼女とか欲しくないの?」
やっと僕にも春が来た!!
と小さく握り拳を作ってガッツポーズをしたのを今でも覚えています笑
というのもこれは確実に、
(友)彼女欲しくないの?→(僕)欲しい!→(友)いい人いないの?→(僕)いない→(友)誰か紹介しようか?
という流れになると思っていたからです。
実際ここまで綺麗にいかず紆余曲折はありましたが、その人の友達の女の子を紹介してもらえることに!!
そして顔も知らない女の子とのLINEのやり取りが始まりました。
2.LINEで仲が急接近
友達からその女の子のLINEをもらってさっそくLINEを送りました。
「はじめまして!〇〇からLINEをもらいました!」
「ミントといいます!よろしくお願いします!」
当時はLINEの友達に異性なんて1人もいなかったので、LINEの友達欄に異性がいるという事実だけで胸がドキドキ高鳴っていました。
するとLINEを送ってから約2時間後くらいに「ピロン」LINEの通知がきました。
おそるおそるLINEを開いてみると、、
「はじめまして」
「〇〇です!よろしくお願いします!」
その瞬間僕の脳内からは大量のドーパミンがドバドバと溢れ出していました。
3.初めての電話
初めてLINEを送ってからは毎日かなりの頻度でLINEのやり取りを続けました。
最初は敬語でお互いよそよそしかったのも、
気づいたらタメ口へと変わっていて、
時には「おはよう」「おやすみ」を送り合うようなこともしました。
そんな時とうとうあれをする瞬間が訪れました。
それが「電話」です。
当時は女の子と電話をしたことがなかったので、電話をすると決心して電話に誘うまでの間も指が震えました。
そしてLINE上で相談した結果、電話ができるのは1週間後になりました。
その後の1週間は頭の中が電話でいっぱいで、
インターネットで「電話 コツ」「電話 意識すること」などを時間がある時はずっと調べてました笑
そして電話の約束をした当日。
10分前には電話の準備を済ませて携帯と睨めっこしていました。
「電話できる?」約束の時間にLINEを送るとすぐに「できるよ!」と返ってきました。
そして初めての女の子との電話に震える手を抑えながらも、電話をかけました。
「プルルルルル」この着信中の相手の子が出てくれるまでの時間は無限に感じました。
ガチャ、、、「もしもし?」
電話の向こうから聞こえる女の子の声。
「本当に女の子だ、、、」
震える声を必死に抑えて「もしもし、、?」
-数秒の沈黙-
(緊張するーーー)(誰か助けてーーー)
と心の中で叫んでいたせいか
「なんかすごい緊張するね笑」これが次に出た言葉でした笑
それから名前や自分の行っている高校の話をしてるうちに段々緊張もほぐれていき、
過去にLINEでした話や、自分の持っている面白い写真を送って話を広げたりもしました。
そうしているうちにあっという間に1時間30分が経過して、
「え、もうこんな時間なんだ!」と僕が思わず言うと、
「本当だ、時間過ぎるの早いねーー」とその子が返す
本当はもっと続けていたかったのですが、明日も学校があるからと電話は終わることになりました。
「ありがとう楽しかった!またしようね」というと、
「こちらこそ!またしよー」と言ってくれて、
お互いいい雰囲気のまま電話が終了しました。
そしてその後小さくガッツポーズをしたのを今でも忘れません。
初めてのデート
それから何回か電話を重ね、
僕の頭の中には「デート」の3文字が浮かぶようになりました。
しかし!
デートをする前にもう一つしなければいけないことがある!
それは「相手の子の顔を知ること」
何を隠そう、ここまでの流れを全てお互い顔がわからないまましていたのです。
それからはどうやって顔写真を貰おうかばかりを考えていました。
そしてある時「顔写真とかってないかな?」と勇気を出して聞いてみたら、
「あるよ!」と顔写真を貰うことに成功。
しかも当時の私は女性=可愛いだったので、当然「かわいい!」とテンションが上がりました。
ちなみに当時の僕は顔も髪型も酷すぎたので、自分の写真を撮ることもなく、かといって自撮りをする勇気もないので、
顔写真は送らずに終わりました。
そしてそうこうしている内に12月も後半にさしかかり年末へと近づいてきました。
「今年中に一回は会いたいよねー」と話していたので、今年ももう終わるじゃん!と焦りが出始めました。
そしてある時勇気を出して「ねぇどこか空いてる日ない?」と送信。
すると、クリスマスとその次の日が空いてると返信。
(まさか初対面で、始めてのデートでクリスマスデート!!??)と気持ちが舞い上がってましたが、
流石にそこまでの勇気は出せず、クリスマスの次の日に会う約束となりました。
そしてデート当日
近くのイオンに15時に集合になっていて、
精一杯のオシャレをして胸を高ならせながら家を出ました。
そして電車に乗ってとうとうイオンの前まで来ました。
「ついたよー」「どこにいるのー?」心臓をドキドキさせながらLINEを送るとすぐに既読がつきました。
そして「中の〇〇の店の前にいるよー」「入ってきてー」と返信がきました。
この時のドキドキはこの先の人生でも忘れることはないでしょう。
そうして目的の店まで歩いて行くと店の前に見覚えのある女の子を発見。
「あ、写真で見た顔だ」なんて当たり前のことを思いながら、勇気を持って話しかけました。
「初めまして、〇〇?(相手の名前)」という問いに対して「うん」と一言返ってきました。
(ん?なんか相手の顔が暗いような、、)
そしてもう一言、「今日親と来てるから17時には帰らないと」
「ん?2時間?何をすればいいの?」
頭の中は既にパニックでした。
とりあえずお昼まだだから何か食べようということになってサイゼリヤに入ることに。
ドリアとピザとパスタを頼んで、
ドキドキしながらも会話を始めました。
会話内容はLINEや電話で話した事を改めて話すような感じでそこそこ会話のラリーも続けられているように感じました。
ん、でもちょっと待てよ、、
「前電話でした〇〇の話楽しかったよねー!」と僕が言うと「うん」と相手の子が返答
「そう思えば〇〇もあったよねー」と言うと
「うん」と返答
あれ、僕ばっかり話してない?笑
さらに相手の方を見ると下を向いてるけど何か落ちてるのかな?と気になってみると
あ、携帯触ってるんだ、、、
それから17時まで「〇〇だよねー」「うん」
「〇〇なのー?」「うん」の無限ループ笑
2時間の間に何回自分と相手の子の目があったんだろう?という感じで地獄の時間が続いていました。
そして店を出ると帰る時間が訪れました、
「じゃあね、今日はありがとう」
「こちらこそありがとう」
とありきたりな会話をして家へと帰りました。。
これがサイゼリヤで2時間話し倒し初デートで大失敗した話でした。
もちろんその後LINEの会話も途切れました。
最後まで読んでくれた方はいるかな?笑
って感じですが、もしいるなら心から感謝申し上げます。
また、これはデートとは言わねーじゃん!と思った人もいると思います。
それも今気づきました笑
お詫び申し上げます笑
では今回はここら辺で、
こんな僕がどのようにして彼女を作ったのか!?
はまた、追い追い話していくのでお楽しみに。