BMOVとFMOVの違いとは?
ラダープログラムを作成する際に必要不可欠なのがMOV命令。
MOV、BMOV、FMOVと命令に種類がありますが、どのような違いがあるのか。
まず、MOV命令【転送命令】の使い方は、
MOV k1 D0
この書き方で定数1をD0に転送する。
D0が1となる。これがMOVの使い方。
この命令の前に接点を置くことでそれがONしている間転送されることになります。
BMOV命令【一括転送命令】
BMOV D0 D10 k5 BMOV D0 D1 k5
この命令で、 このように書くと、
D0→D10 D0→D1
D1→D11 D1→D2
D2→D12 D2→D3
D3→D13 D3→D4
D4→D14 D4→D5
D0から5ワード分の値をD10から5ワード分に転送することになる。
上のMOVを使えば MOV D0 D10 一行ずつ書くことになるがBMOVを使用すればラダーを簡潔にすることが出来る。
FMOV命令【多点転送命令】
FMOV D0 D10 K5
この命令では、
D0→D10
D0→D11
D0→D12
D0→D13
D0→Ⅾ14
D0の値をD10から5ワード分に転送することになる。
ここがBMOVとの違いになる。
これらの命令はソフト設計を行う上で基本となる部分だ。
場合に応じて使い方は様々に工夫できる。
このほかにもEMOV等の命令も存在する。まだまだ覚えることが山ほどある。少しずつ知識を増やしていきたい。
*制御に関して勉強中の身なので、不備記載や指摘点等ありましたら教えていただけると幸いです。
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