ちょっと脱線:フォルムの種類と用途
Stavangerflint と Figgjo のデザインをご紹介していますが、
「Klassisk fajanse fra FIggjo og Stavangerflint」を読みこんでいくと、
製品のフォルムについて、知識を整理することができました。
みなさんは、コーヒーポットとティーポットの違いがわかりますか?
TVセットって、ご存知ですか?
これは何を入れるもの?何に使うの?と思ったことがありませんか?
西洋の暮らしは日本の暮らしとは違うこともあり、どんなふうに使っているのかわからないこともあると思います。
本書にある単語の説明を翻訳したり、フォルムの表にある単語を調べたので、ここにまとめます。
1.コーヒーポットとティーポット
縦に長い形はコーヒー
横に広がった形はティー用です。
カップも同様に、縦に長いものがコーヒー、横に広がっているのがティー用になります。
2.TVセット
カップと、カップが収まるプレートで構成されるセットのことです。
Figgjo faienceでは1961年から70年代半ば、Stavangerflintは1960年代半ばに製造されています。なので、TVセットはとても古く珍しく希少な製品です。
3.何を入れるの?
バターケースです。正方形や長方形の箱型で、蓋がついています。
ちなみにノルウェー語ではバターを smør といいます。
ノルウェーのパン、最高においしかった~
4.どうやって使うの?
大きい方がチーズプレート、小さい方がバタープレートです。
バタープレートは各人数分必要なためでしょうか、たいていデザインを変えて、多数作られています。
チーズプレートやバタープレートは穴が開いているので、インテリアとして飾ることもできます。
続いてこれはなんでしょう?
バターを溶かすバターウォーマーです。耐熱性(Ildfast)なので、コンロで溶かしてそのまま食卓へ。また、同じような形で受け皿付きのものもあり、ソースポットとしても使うようです。
洋食の文化なので、他にもパン皿、スープ皿、サラダボウル、ケーキ皿、デザート皿、バターを置く丸い小皿、エッグスタンド、ジャムポット、シュガーポット、ミルクジャー、ジャグ、ソルト&ペッパーセット、グリルパン、蓋付きポットというフォルムがあります。
ほとんどご存知の内容だったかもしれませんが、私がまだコレクター初心者だったころの疑問と答えは以上です。
上記デザインを詳しく知りたい方は、こちらをどうぞ。