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子どものための情報学習【PDCAとは】

皆さん、ゲームは好きですか?

「どうにかこのステージをクリアしたい!」と必死になっている時、皆さんは無意識にPDCAというサイクルをグルグル回しています。

<豆解説>

PDCAは、"ピーディーシーエイ"と読みます。ちょっと細かいことを言うと、PはPlan(プラン=計画)のP、DはDo(ドゥ=実行)のD、CはCheck(チェック=確認/評価)のC、AはAct(アクト=改善)のAを指します。

「なんじゃソレ?」ってことですが、平たく言うと次のような感じですね。

「トライアル&エラーで無意識に繰り返していることを、きちんと道筋を立ててやってみる」のがPDCAです。


<ここが大事>

「確かにそうだよね」って感じた人は、上達や改善の素質がありますね。なぜならば、このPDCAはビジネスや学習でしょっちゅう使う『問題解決の定番』だからです。皆さんはゲームで遊びながら、実はそうしたトレーニングも積んでいるわけです。

ただし。。。。

PDCAも作業として繰り返しているだけでは、学習効果はあまり高くありません。たとえ成功したとしても、コツが直感的に体(頭)に埋め込まれるだけです。

PDCAを言葉(セオリー)としてきちんと表現できるかどうか。ここで理解がぐっと深まります。言語化することで「学びのエキス」をしっかり押さえこみ、仲間にもそのコツを分かりやすく伝える(シェアする)ことができます。


<やってみよう>


話はここまでにして、実際にゲームをプレイしながらPDCAサイクルを回す練習をしてみましょう。ここで使用するゲームは、Googleのガーデンノームです。

ただひたすら、ゲームをやりまくってください。ゲームの種類やツボ(規則性、ボーナス、トラップとか)は自分で見つけていきましょう。そしてアレコレやりながら、攻略法を考えてみてください。

それがPDCAの原型です。

<PDCA動画>

この動画では、中学生の友だちがPDCA的なアプローチを行いながら見つけ出した『解決』を解説してくれています(言語化のサンプル)。


<ワークシートを使った言語化>

そうそう。この動画制作では、予め下記のようなワークシートを作って、「どこがツボか(仮説)」「やってみて分かったこと(検証)」などを書き出しています(言語化のためのワークシート)。


<ITパスポート編>

今ものすごいスピードで世の中を塗り替えているデジタル革命。ここで物事を進める基本中の基本がこのPDCAです。まったく新しいことを始める時。何が起こるか分からない環境。そういった状況でアレコレ試しながら道を切り開いていく手法がPDCAというわけです。

例えば、

インターネット社会で日常茶飯事に起こる情報漏洩をどう防ぐか。これを情報セキュリティと呼びますが、次から次へと新しい手口で襲いかかってくるウィルスやハッカー、なりすましや詐欺サイトなど。

こうした常に変容進化していく「情報セキュリティに対する脅威」から、社会システムを守る『情報セキュリティマネジメントシステム』(ISMS)は、絶え間ないPDCAや体制強化などで支えられているんですよ。とっても大事ですよね。


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