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ゲームは勉強なんです【ガーデンノーム編】
冬休みやお正月に「ちょいヒマしてる人」、箱根駅伝見ながら「自分もなんとなく頑張りたくなった人」。そんな皆さんにオススメなのが、Googleのガーデンノーム。
少し前から私たちのワークショップでもツナギネタで使ってるんですが、ツナギどころじゃなくって大人気。子どもたちが全然やめない。10分でも20分でもずっとやり続けてます。
こんなゲームです(無料でできます)
↑↑(子どもが作ってくれた動画)↑↑ スコアアップのコツ
軽度の中毒性(無害種)を持った楽しいゲームです。「まずは1000」「次に2000」「さらに3000」を目指していきましょう。
教材として使えるの?
ところで、ゲームは遊びだけでなく、論理的な思考力を鍛えるツールとしても活用できます。
多くの子は最初に「どんなゲームなの?」と聞いてきますが、「自分で色々やってみようね」といって軽くボールを返します。疑問に思ったことを教えてもらうのではなく、アレコレやりながら自分で見つけるように、体の向きを変える必要があるからです。
なんだか分からないところからスタートして、ゲームの種類やツボ(規則性、ボーナスやトラップ)を発見していく。ここが学習のファーストステップになります。
子どもたちは「トライ&エラー」を繰り返しながら、ものすごいボリュームの仮説と実行を回していきます。ただ、それを「無意識に」「作業として」繰り返しているだけだと、なかなか「学び」につながっていきません。
そこで繰り返されるプラクティスを体の動作だけでなく、意識の中に取り込んで、いかに『言語化』するか。
ここが、遊びで終わるか思考に昇華できるかの、大きな分かれ道になってきます。
どうしたらいいの?
この辺はまだまだ試行錯誤の段階ですが、今回はガーデンノームを使って、こんな方法を試してみました。
方法1:ワークシートを作ってみる
ワークシートを作って、子どもたちに気づいたことを書き込みしてもらいました。
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でも、さんざん遊び倒した挙句、こんなの出してくる子も。。
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方法2:解説動画を作ってみる
YouTubeが大好きな子どもたちには「動画制作」のスタイルで、言語化を促す方法もありそうです。とある子に、チュートリアル動画を作ってもらいました。
とはいえ、子どもの思考と成長は「大人の思惑の外」で済々と進んでいきます。そして、子どもは時期がくれば大人になっていきます。
そんな中で、勉強もせずゲームばっかりやっている子が、すっごくロジカルなことを他の子に分かりやすい表現で、「こういうことなんだよ」って説明してくれることがあります。
それは、私たちにとってすごく嬉しい瞬間です。なぜならば、その子は自分なりに3つのミッションをクリアできたからです。
<3つのミッション>
✔︎「正解を教えてもらう(丸暗記する) <<< 自分で答えを見つける」
✔︎「筋道を立てて考える」
✔︎「整理された言葉で説明できる」