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レガシー社員がAI社会を支える

大企業を中心に新入社員の初任給引き上げラッシュが続いています。東京海上日動が条件付きながら41万円とか。

渋チンの銀行も、去年25万円レベルに引き上げましたね。しかも来年は30万円だとか(20年前は20万円、40年前は10万円)。

まあ、大手企業はどこも長い間、社員の給与を押さえて内部留保を貯めこんできました。気がついたらエリートと呼ばれる層も「アジアの先進国よりずっと下」になっていたので、もっと人材を大切にしないといけないですね。



初任給を上げるのはカンタン


「初任給を上げたら既存社員との間に逆転が起きないの?」と気になったりもしますが、そこは「大企業の人事部」。抜かりはありません。

一番カンタンなのは、「台形の面積の求め方」と同じで、入社後一定期間hの変数(a、b、h)を調整して「人件費の総額(台形の面積)は不変」にするセコイ方法です。

この間、既存社員には「逆転防止調整金」を上乗せします。


銀行は、初任給が低くて30歳時の給与が高いので調整しやすい


人件費が膨らんだとしても、成長力のある強い企業であれば、限界利益から捻出するでしょう。

しかし、成長が鈍化していたり赤字部門が増えている企業の場合は、
・昇給の伴う昇格(平社員→管理職→その上)の人数を絞る
・40歳以降の中高年社員の給与に手を付ける(能力給の部分を大きくする)
・早期退職の勧奨でゴソッとファンドを確保する
とかの「合わせ技」が多いかもしれませんね。

とすると、

○ 割を食うのは中高年層
○ 「終身雇用制」がなくなるのも早そう



ガンバレ中高年社員


出世が見込める人は、そのまま社内にとどまって頑張ってください。

でも、そうでない人は「新しいチャンス」を自分から探しにいくのが吉です。

<興味のある人はコチラをごらんください>



超おススメの「これからの仕事」


男女の別なく「レガシースキルはあるんだけどデジタル系が弱くて」という人が多いのが、中高年層の特徴です。

そんな人たちに朗報なのが『生成AI』です。開発に携わる人たちは「そっち系の高度な知識とスキル」が必要ですが、「AIを使って業務を効率化していく現場の仕事」では、そんなに深いものは求められません。

むしろ、

・企業(業界)の非効率な部分をよく知っている
・非デジタル系の社員とも円滑なコミュニケーションが取れる
といった「計数化できない能力」を持った人

この人たちが、AI普及の立役者になっていきます


<ショムニ DX> AI活用の一例

ここに出てくる『AIを活用したファシリティマネジメント』には、社内のいろいろな部署が関連しています。それを調整したり一元的に管理したりする仕事。

時代の変化とともに仕事もどんどん複合化していきますが、そこで一番求められるものは「現場の体験とソリューション」です。

いかがですか。ちょっと楽しそうな展開になってきそうですね。

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