見出し画像

NYアート巡り: メトロポリタン美術館🎨

皆さん世界3大美術館とは、どこを指すかご存じですか?

まず、アレですよね、ルーブル美術館!
で、、、2個目は??

正直に申し上げますと、私はパリのルーブル美術館以外どこが2個目3個目なのか知りませんでした。NYに来て初めて、メトロポリタン美術館はその3個のうち一つに入るらしいと耳にし、さぁ行ってみようと思って今回訪れたわけです。

ちなみに、調べてみたところ三大美術館はこちら↓

・ルーブル美術館(フランス、パリ)
・メトロポリタン美術館(アメリカ、ニューヨーク)
・エルミタージュ美術館(ロシア、サンクトペテルブルク)
・プラド美術館(スペイン、マドリード)

あれれ?4個ありますね?!

そうなんです、3大と名がつくのに、諸説あり、絶対これというのがないそうで…調べたらなぜか4つ候補に上がってきました(笑)。正直、この戦いはルーブルの一人勝ちな気がします。

さて、それは良いとして今回はメトロポリタン美術館の話。

The Metropolitan Museum of Art(メトロポリタン美術館)
1000 5th Ave, New York, NY 10028
※5番街を北上した、セントラルパークの真ん中辺り(東側)に位置しています。バスも地下鉄も駅から近く便利です。

画像1
有名な入り口前の階段。流石に冬のNYは寒すぎてガラガラですが、気候の良いシーズンだと、待ち合わせする人、階段に座ってホットドッグを食べる人、意味もなくたむろす若者など、たくさんの人で溢れかえっています。

The Metropolitan Museum of Art、訳してTHE MET(ザ・メット)とも呼ばれます。NYの中では一番と言っても過言ではない人気の美術館なので、入るのだけでもかなり並びます。チケットはネットで事前購入ができるのですが、今はコロナの影響もありワクチンの接種履歴を提示しないとどこにも入れません。この美術館も例外ではなく、チケットを持ってる人も持っていない人も、まずは建物の外にずらりと並ぶ列へ並ばなければなりません。今日の列は200メートルくらいだったかと思います。見た目はとにかく無限に続く列という感じなのですが、思ったよりもスムーズに進んだので大体30分で入れました。なお、車椅子やベビーカーのひとは、横の特別入り口から並ばずに入れるようです。

入館のため(ワクチン証明)外に並んで30分、中でチケット購入の列に並んで20分。ようやくチケットを得ました!このQRコードで出入り自由です。こちら上部がシールになっており胸に貼り付けることができます(と言いつつ、私はそれに気づかず、帰ってきてから気づきました笑)

画像3
私はオンラインチケットを買い忘れてしまい、入館後にさらに20分ほど並んでチケット購入の列に行きました。これは無駄な時間なのでみなさんには事前のネット決済をおすすめします。

さて、中に入ってみましょう。
とても広いので、時間がある人は複数の日程に分けて見るのも面白いと思います。私は時間もなく半日で回らなくてはならないため、ガイドブックで目星をつけておき有名なものだけ見ていきました。

まずは古代エジプト美術の展示。これがとにかく面白い!
古代エジプトの壁の一部、建物の一部、彫刻はもちろん、ミイラに関する様々な関連の展示が素晴らしく豊富に取り揃えられています。ヒエログリフが施された石の数々は夢があり吸い込まれるように見て楽しみました。

画像4
ハトシェプスト女王の像。だったかな・・。
画像5
銅像から壁画まで。多様な展示があります。
画像6
壁画の展示。ヒエログリフが鮮明に残っています。ロマンを感じます。


次に19世紀ヨーロッパの部屋へ。

入ってすぐ、いきなり一部屋全体がモネのお部屋に行き着きました!
モネの絵はフランスに住んでいたときに飽きるほど(大げさw)見ていましたが、やはり本物の絵の力って素晴らしいですね。久しぶりの感動を覚えました。モネの絵は近くから見たり遠くから見たり、「印象派」と呼ばれるだけに、見方によって印象が変わるので面白いです。

画像8
モネのお部屋。ルーアンの大聖堂(右)はフランスにもたくさんありますが、ほぼ同じ作品がたくさん残っているんですね。
画像9
ジヴェルニーのお庭のハスの絵など。
画像10
モネはこんなタッチの絵も残しています。


次にポスト印象派、ゴッホのコーナーへ。
こちらが「糸杉」です。美術の教科書に載っていますね。

画像11
遠くから見てみましょう。

もう少し近くから見て見ましょう。迫力があります。近くから見ると、細かな色使いや筆使いが見えて大変興味深いです。

画像17
糸杉。
画像15
こちらも糸杉。

ちなみに、表紙にもあるゴッホの自画像。
メトロポリタン美術館にはこれもあるのです。ガラスケースに入っていますが、自分の顔の高さで間近に見ることができます。筆使いやゴッホが触れたであろうキャンバスの感じまですぐ近くに感じることができます。

画像16
ゴッホの自画像。

次はジョルジュ・スーラ。
「グランド・ジャット島の日曜日の午後」(1884-1886年)がありました。名画ですね。近くで見るとスーラの点描がの凄さがさらにわかります。

画像13
ジョルジュ・スーラ「グランド・ジャット島の日曜日の午後」(1884-1886年)

遠くからも見たり。

画像14
遠くから見た図。壁の色も部屋ごとに工夫されています。

オーギュスト・ルノワールの作品もたくさんありました。

柔らかな色彩、心に安らぎを与えるような、あたたかな姉妹の会話する姿。
シャルパンティエ夫人と子どもたち」、 1878年。
クリムトの作品もありました。「メーダ・プリマヴェージの肖像」1912-1913年。
あ、こんなところにトゥールーズ・ロートレックの作品も。
エドガー・ドガの作品も2部屋分くらいありました。踊り子。
壁の色は部屋によって異なり、レンブラントなど色味がダークな絵は、それにあわせてあたたかな赤の壁紙が使われていました。


すっかり作品巡りに夢中になってしまい、この後はほとんど写真が残っていないのですが、こちらの博物館はアジアの作品もたくさん残されています。中国、インドの歴史は仏像が多く保存されていました。以下の写真にある壁いっぱいの絵も、石の作品です。

石像や壁画が贅沢に展示されていました。


写真には何も残っていないのですが、日本の絵巻物、屏風も大変豊富なコレクションが保存されています。茶室を表現したこんな展示も。尾形光琳の金屏風が一番有名だそうですが、なぜか私は見落としてしまいました。美術館が広すぎて、ちょっと疲れていたのかな・・・笑。

ちなみに、日本コーナーだけは、休憩のベンチの表面が畳の素材できていたのも印象的でした。

さて、いかがでしたでしょうか。
私は主要作品だけを駆け足で見たので、だいたい3時間くらいの滞在になりました。カフェはコロナの影響で営業していないため休憩スポットがないので、行く方は午前一番か午後の食事後すぐなどがおすすめです。私はカフェに行く前提で時間配分していたので、閉店と知り、また喉が渇いたままずっと過ごすことになってしまいました。

ミュージアムショップはとても広く、商品も豊富です。
魅力的なものがたくさんあって悩んでしまいましたが、数日前にグッゲンハイム美術館で無駄使いしてしまっていたので今回は我慢!日めくりカレンダーが割引になっていたので、そちらだけ購入しました。

これから毎日、ページをめくりながらNYを思い出したいと思います。
それではまた!




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?