迷走するVictoria’s Secret
こんばんは、こりすです。
皆さんにとって、ヴィクトリアズシークレットってどんなブランドですか?
ヴィクシーと言えば、スーパーモデルたちが大きな大天使のような羽を背負ってランウェイを歩く姿が印象的。ミランダカーやキャンデススワンポールなど、大物モデルが毎年ランウェイに参加していた記憶があります。私は30代半ばなので、高校、大学、社会人とまさにこのブランドの最盛期を経験してきた年代の一人です。
スーパーモデルのようにはなれないけれど、ヴィクシーの下着を纏うことでワンランク上の自分になれる、そんな気にさせてくれるおまじないのような下着でした。日本には店舗がなかったため、アメリカやハワイ、あとはその他の国に行く時に羽田空港のショップでまとめ買いをしていました。
なんとなくやっぱりこういうステキな下着は30代序盤までかな…と思って最近はほとんど購入していないのですが、アメリカに来た直後の約2年ほど前に、このブランドが限定で出していたマスクが可愛くていくつか自分やお友達用に購入しました。その際に会員登録をしたせいか、その後買い物など一度もしていないのに、シーズン毎にヴィクトリアズシークレットから冊子やDMが届きます。
そこで、今回届いた最新号のDMの一部をお見せしたいと思います。
こちら!
まず表紙です。
そして、中は…
え、なに?ヴィクシーってオシャレに敏感な20代の若者ブランドじゃないの?白髪のおばあさんいるんですけど・・・(- -)
驚きました。
数年前にモデルの痩せすぎを指摘されて以来ランウェイでのショーができなくなり、ショーどころか今まで通りのモデルもポスターに使えなくなり、ちょっとでも太っていたり完璧でない体について話せば「ボデイシェイミングだ!」なんて言われるようになり、ヴィクシーに限らずですが、とても生きにくい世の中になりました。ヴィクトリアズシークレットのカタログもかなりの迷走具合です。
先日読んだとある記事には、ヴィクシー最盛期、アメリカの下着の約1/3はこのブランドが占めていたと書かれていました。それくらい絶大な人気だったんですね(そう思うと当時は20代に限らずいろんな年代の人が買っていたことが想像できますね)。今は・・・正直、どこを目指しているのかわからなくなりました。
様々な体型の(そしてもちろん人種や性など含めいろんな方向の)モデルを適用するのは良いと思いますが、今まで大切にしてきたことを一気に手放してしまったヴィクトリアズシークレットは、もはや私の知っているヴィクシーではなくなってしまいました。
他人の体型をとやかく言うのはNGというのは社会の風潮を見て納得していますが、それでも、ヘルシーな体型、無駄がなくスリムである体型というのも「悪」ではないですよね。なぜここまでしなければならないのでしょう。
ああ言えばこう言う、ではないですが、生きにくい世界になったものですね。世界の見方が変わるとき、大抵は良い方向への進化だと思いますが、時に極端で行きすぎてしまうこともあると思います。とっても難しい問題ですね。
ということで、本日はヴィクトリアズシークレットの迷走についての徒然でした。皆さんはどう感じられましたか?ぜひ教えて欲しいです。議論したい。
それでは、ごきげんよう。今日もお元気で。