自然言語処理（NLP）とは？意味と仕組みを紹介

こんにちは、ミントゴレです。
近年AIが注目されるようになり自然言語処理(NLP)といった言葉も耳にしたことがあるのではないでしょうか？
この記事では自然言語処理(NLP)に関して、解説していきます。

自然言語とは？

まず初めに、自然言語とは何であるのか把握しましょう。
自然言語とは、私たちが日常で書いたり読んだりしている、日本語や英語のような自然な言語の事を指します。
この自然言語と対比する言語が、プログラム言語です。
この二つの言語の違いは、言葉の曖昧性にあります。
自然言語には文の意味や解釈に一定性が無い、あいまいな部分があります。

自然言語処理とは？

自然言語が曖昧なニュアンスを含んだ言語だということがわかりました。
次に自然言語処理に関して理解していきましょう。

自然言語処理とは、人が使っている言語（自然言語）をコンピュータで処理・分析する技術のことを指します。
NLP （Natural Language Processing）とも呼ばれます。

自然言語は日常的に人が使用する言葉であり、曖昧さを含んでいます。
話す人物や文脈によって違う意味を示すこともあります。
したがって、コンピュータで機械的に分析するのには高度な技術が求められます。

自然言語処理でできること

自然言語処理できることは大きく分けて2つあります。
それぞれを詳しく見ていきましょう。

大量のテキストデータ解析

自然言語処理は、特に大量テキストデータの分析で力を発揮します。
大量のテキストデータの中から、重要な情報を抽出することができます。
例えば、カスタマーサポートに寄せられた顧客の声からニーズを分析できます。

自然言語処理を用いてテキストデータを分析すると、新たなチャンスやリスクの発見をすることができます。
さまざまなビジネスシーンで活用することが可能ですね。

非構造化データの処理

非構造化データとは、行や列によって構造化されていないデータのことです。
動画や画像のデータなどが該当しており、構造化データと異なりコンピュータでの分析は困難です。

人間の使用している言語は典型的な非構造化データです。
言語は形式が整っていないだけでなく、人によって言葉の選択や話し方まで異なります。
したがって、コンピュータで分析することが困難です。

しかし、最近ではAIのさまざまな機械学習により、非構造化データの処理精度が高まっています。
文の構造や前後の文脈から質問の意図を読み取って、的確な回答をするシステムが増えています。

まとめ

この記事では自然言語処理(NLP)に関して、解説しました。
近年、自然言語処理では言葉に含まれた感情や内容などの意味を人間のように理解することのできるシステムが増えてきています。
今後更なる開発を進めれば、ボットなどの研究も含めて、新しい対話可能AIの実現が見えてくるでしょう。