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気づき 1。

葬儀屋超初心者時代の話、書くことはまだまだたくさんありますが、自分でも少し飽きてきたので後日小出しで書き進めるとします。
花屋さんって笑顔が絶えない仕事だったので、7年前に突然葬儀屋の仕事をはじめて一番苦しかったのは「知識がないこと」よりも「笑ってはいけない」ことだった(不謹慎ですみません)

ただ7年間葬儀の仕事に携わってきてきづいた大切なこと。
葬儀にも笑顔は大切だってこと。
もちろん大爆笑とかは無しですが!!(涙流すほど式のときに笑ってしまったことも多々あるのでこれは後々書いていきますwww)
脱線しましたが、葬儀の仕事をしていて笑ってはいけないということではないということに気づいた。
もちろん家族の死に直面し、もう2度と会えない最後の式をお手伝いするにあたって気を使うことや気をつけることはたくさんある。
私たちの仕事はあくまで黒子だから。

ある住職から
「あなたたちは当家からお金を頂いているのだから、当家に気遣いをしてください。お金を頂く当家に恥をかかせてはいけない。」
葬儀の仕事を始めたばかりの時、私の中での葬儀の時の格付け?は

住職 > 当家 > ご親戚の順だった。

とにかく 住職=気難しい→失礼のないように振る舞う

これを前提にしていたんだけど、その住職の一言でハッとした!
もちろん気難しい住職に最初の頃バンバン当たっていたのでそうなってしまったわけだが(これも後々書きます)
そうだよね、住職からはお金いただいてないもんな〜 お客様は当家さんだった。
それからはなにがなんでも当家のために行動するようになった。
当家がお別れに最後まで余計な気を回さずに専念できることを使命として行動するようになった。

言われなきゃ気づけなかったバカですが
なんだか学生気分で 怒る人には怒られないように行動するというのが前面にでていたような。。ほんとこの仕事って全て勉強。。

式がすべて滞りなく終了し、当家が自宅へ戻り、そして最後の後飾りをさせてもらうために当家に向かい後飾りをし、最後のあいさつのときに当家からホッとしたような笑顔や言葉をかけてもらうとこちらも笑顔になる。
「悲しいことだけど、お骨になっておうちに連れ帰ったらホッとした」
葬儀を終了してホッとして、清々しい気持ちになってくれることが私の目標。

お別れは悲しいけど、その現実によって明日からまた進もう!と思っていただけてからやっと私たちもホッとする。

笑顔には笑顔で返す。
葬儀屋さんの対応として、価値観の違いはあるけど、誤解を恐れずに言わせてもらえば依頼者と引受人といえど感情のある人と人とのお仕事ですから♩




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