見出し画像

Z世代の先を行く!?「α世代」のメイク術

US版ELLE.com 2023/8/10のの記事より。

記事の概要 *一部自己解釈付き

  • LIZ KRIEGER氏の娘は13歳。2010年以降生まれの、いわゆる「α世代」だ。ついこの間までは日焼け止めやシャンプーリンスさえあればよかった彼女が今や洗面台に置ききれないほどのメイク道具やスキンケア用品を保有している。

  • NBA選手ステフィン・カリーの妻で、料理&ライフスタイルの研究家のアイーシャ・カリーの11歳の娘は「スキンケアをライン使いしている」というし、今の10代前半にとってメイクやスキンケアは身近な存在なのかもしれない。

  • もはや彼らにとってお菓子屋さんよりSEPHORAやULTA Beauty(ともにアメリカでトップを競うコスメ専門チェーン店)の方がよっぽど楽しい遊び場になりうるし、学校帰りに友達同士で寄り道する絶好のスポットでもある。ゼリー状や乳液状の「気持ちがいい」テクスチャーの商品や、独特の良い香りがするアイテム、そして玩具を彷彿とさせるカラフルでキュートなパッケージを好む傾向があるそうだ。

  • α世代の美容オタク化は、同世代のマイクロインフルエンサーがTikTokやSNSにあげる”GRWM(Get Ready With Me)”動画をはじめ、コロナ禍以降オンライン上で過ごす時間が増え、ネット上で楽しみを見つけることが増えたのも関係しているのではないかといわれる。

  • 特にこの世代は自分のメンタルヘルスや幸福度をあげるために何ができるか、自分たちで積極的に模索することに前向きで、「自分だけのための時間」として美容に夢中になることもしばしば。一方その自己表現やどう見られるかを突き詰めるがあまり、それが満たされないと不安な気持ちになったり、見た目に囚われすぎて摂食障害やうつになってしまう懸念もある。

  • α世代の美への探究心を「新たな(無害な)遊び」として捉えるだけで良いのか?各メイクアップやスキンケアの成分は成長途中の彼らの肌に本当に適しているのか?セルフケアの一環として毎日メイクをする10代前半の彼ら彼女らに小さな違和感を覚えつつも、「ありのまま」でも十分素敵であることにも気づいてほしいと希望を残して記事を終えている。

まだまだ未知数のα世代ー美の追求と健康のバランスとは

13歳といえば、ちょうど私が9年間住んでいたアメリカから日本に帰国する頃。
確かに学校ではちょっとしたパーティもあり、オシャレの一環でネイルを塗ったり、色付きリップをつけたり、髪に1日限りの青や緑のカラーを入れたり、ちょっとしたオシャレをしたものだ。中学にもなれば、厳しい日本の学校のルールに縛られながらも、抜け道を見つけては先生に潰されていった記憶がある。

とはいえ、ノーズシャドウの入れ方やハイライトの反射について考えはじめたのは20代後半の頃(遅すぎるのか…?)それを半分の年齢の少女がこぞって使用していると思うと、その大人同然の振る舞いに少しだけ心がざわついてしまうのは私だけだろうか。

自分のため、誰かのため、理由はどうあれ、メイクやスキンケアで塗ったり覆ったりすることで見た目をよりよくすることが自信につながり、それが精神衛生上ポジティブに働くのであれば肯定したい気持ちもある。
他方、外見と一緒に成長していくはずの内面までもが、表面的に塗り固められて
中身の伴わないチグハグな状態のまま育っていかないことを祈る。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?