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怖いんだよな、石田凱士って


あー、本当は書きたくなかった。

矛と盾より13文字多く矛盾を表現する書き出しと共にこんにちは。
早速ですが話題は今週土曜日に迫ったGLEAT 後楽園ホール大会、メインイベントについてです。
タイトルを見て炎上だと思った人がいたらごめんね。

まずこの試合の概要の部分については公式が告知動画を投稿しているのでそちらを参照。

なんとまあ。

そして私の自己紹介

石田選手のことはこういうきっかけで好きになって、それからこんな感じの日常を送っている。
我ながら楽しそうだし実際楽しい。
変な人に追い掛けられている方はたまったもんじゃないだろうがね。

山村選手への印象は「元々ある技量をより上手く伸ばすことが出来るタイプの努力が出来る人」だなあと感じている。

1の要求に対して120で返せる選手、
会場人気も高く、子供や若者、往年のプロレスファンそれぞれから一定の支持を受けており、ジュニアの祭典のように団体ごとに選手を選抜した大会がもし今後開催されるとしたらGLEAT代表として彼が選ばれたとしても納得するしかない。

ブランクはあれど何処に出しても恥ずかしくない立派な選手だ。

あと、目が綺麗ですよね、目の奥に広くて真っ暗で涼やかな心地の良い宇宙がどこまでも広がっている感じがして……

とまぁ悲しいかな彼とはほぼ会話という会話をしたことがないので実際どうかは分からない。

つまりここまで何が言いたいかというと、私は彼らが“離れてから“のファンであるということ。

探求心が強いタイプ故、団体の動画サイトで配信されている大会を観たり、会場やイベント、ラジオ(⁉️)のレポートを求めて当時のファンコミュニティを漁ったり、デビュー時の彼らのインタビューの載った雑誌を読ませて頂いたり、有識者からお話を伺ったり、ネット社会の便利さを痛感しながら自分なりに知らなかった期間を埋めようと尽力したものの、当時を知っているか知らないかの2つに分けるなら「知らない側」の人間であることは確かである。

他のファンより2人に対しての解像度には差があることは隠しようのない事実だ。


その上で言わせてもらう

怖いんだよな、石田凱士って

はい、タイトル回収。

我々観客の立場から見るプロレスは「エンタメ」である。
会場で結果に一喜一憂したり、まさかの裏切りに本気の怒りを覚えたりもするがあくまでエンタメとしてお出しされたものを安全圏である観客席から眺めているのみに過ぎない。

先述した動画もそう。
なんなら復帰戦に発売したグッズに続いて大衆向けに上手くパッケージ化したな、流石広告屋さんとすら思った。
なんとまあとはそういう意味では心からの言葉だ。

10年来のライバル、
激しい打撃vs華麗な空中技
落ちこぼれだったヒールの王者と優等生ベビーの挑戦者
若い選手を襲う不慮の事故と再び巡り合う運命
進みだした時計の針
決着は聖地 後楽園ホール



要素を上げ連ねればきりのない創作物さながらのシチュエーションはファンタジーと現実の境界線が曖昧であるプロレスだからこそのものだろう。

しかし彼 石田が内包する感情はそれら真逆、嫉妬、羨望、過去の抑圧、ドロドロとした黒い感情。
その内に隠された山村へのリスペクトと感謝の念、あまりに貴方は「人間臭すぎ」やしないか。

恐らくこの試合を観戦する多くの人はプロレスをあくまで娯楽として享受して、にこにこしているだろう、私だってそうだ。

彼は、彼らは違う。生き様をぶつけに来ているのだ。
リング上で。感情を曝け出して。

団体や多くのファンが望む「エモ」「良い試合」に真っ向からNOを突きつけた彼が私達ファンに見せたい景色は果たしてどんな光景だろか、届けたいものとはなんだろうか。

山村武寛 復帰戦にて

始まってもない大会にあれやこれやと言うのはナンセンスな行為だが私にとってはこの試合を通してプロレスラーとしての核心に触れてしまいそうでとても恐ろしく感じるのである。

今まで娯楽として距離感を保っていたプロレスというコンテンツがここにきて此方側に牙を剥いてきた。

大会が差し迫った2月18日現在
二人の男たちの人生を目の当たりにする覚悟は未だに出来ていない。



冒頭でなぜわざわざ書き渋るようなことを言った癖にこんなこと書いているのかだけ説明して終わりたい。

先述の通り、私はこの4年ほどで石田凱士の顔が本当に本当に大好きで試合を観戦するようになった。
デビューから3年目のヒールターンを転機にめきめきと実力を伸ばし、今の好戦的なスタイルをモノにした彼。

今年デビュー10周年を迎えるプロレス人生のうち4年なんて些細な月日、特に今回根幹となる山村武寛との関係やデビュー当時の彼の試合について知ったような口は叩けるが実際の空気感を体験していない以上その言葉に重みは無い。皆無だ。

そんな人間がこういった文章を出すことは出過ぎた真似である自覚は十分にある。

その上、私がこうしてあやふやな知識で語ることに嫌悪感を示す人が一定数いることは理解している、そんな人にこそ、この記事を機に当時を知るファンとしてのエピソードやそれを踏まえた現在の二人の解釈を聞きたいからこの文章を世に出した。

下心をいうとなんらかの訴求に繋がり、大会チケットがバカ売れして満席の後楽園で試合が見たいなーとか会場やSNSで石田さんを応援するファンが今よりもっと増えへんかなーとかはあるけど

もちろんこの記事の内容に対して「いやもっとこうだったよ」とか(ふわふわ言葉でね、怖い言葉はおっかないからね)そういうのもぜひ。

会場で声かけてもらったら100応答出来るし、メンタルが元気ならDMも遅いけど返します。

かしこ

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