2022年心揺さぶられたドラマたち ー 韓ドラ、時々、日ドラとか
あっという間に2022年も終り。
今年はなんというか、不思議な一年だった。
今後の方向性が決まり、目的に向い地道に進んだ。シナリオコンクールやコンペに多数応募もしたし、シナリオ執筆で初めて報酬も得た。
そんな嬉しいことがあった反面、もがくことも多かった。悩み多きとでも言うか。。
そして年も迫り来る12月後半、人生初の入院を経験。
健康だけがとりえみたいな私としては青天の霹靂。昨日無事退院したけど、この経験もいつか落ち着いたら記録しよう。
何はともあれ、毎年恒例のドラマ総括を。
1.2022年-完走ドラマを総括する
2022年に完走したドラマ(恋愛リアリティショーやバラエティなど含む)は、54作品。ドラマだけに絞れば47作品。(2022年の映画鑑賞数は78作品)
昨年には劣るけど、まあまあ観たほうじゃないかしら。
比率でいうと、韓国 65%、日本15%、それ以外が20%。
韓ドラ強しですね。。
ランクをつけるとこんな感じ・・・
と言うことで、2022年に完走した「私の推しドラマ」について語ります。
(新・旧に関わらず2022年に完走した作品を対象としています)
*以降、紹介するすべての過去記事はネタバレ含みます。これからこれらのドラマをご覧になる予定のある方はご注意ください。
2.『怪物』 2022年、最も度肝を抜かれた怪物ドラマ
2022年新年早々、すごいドラマを観た。
俳優シン・ハジュンとヨ・ジングの演技バトルが熱いのよ。特に、シン・ハギュン。彼が演じた「謎多きやさぐれ中年男、ドンシク」に強烈に惹かれる。もう一回言うけど、ホント惹かれる。
「怪物」とは誰なのか。どうやって「怪物」になっていくのか、物語の根底に流れるメッセージも深く、一気みせずにはいられない構成も素晴らしき。
今年一押しドラマは「怪物」に決定。
この作品は、57回百想芸術大賞で3冠に輝いた名作。めちゃオススメです。
3.恋愛ドラマにときめく@韓ドラ
『その年、わたしたちは』
美しい映像と愛すべき登場人物たちのコラボに癒される良きドラマ。
このドラマでは、主演のチェ・ウシクとキム・ダミが高校生から現代までを演じているんだけど、特に高校生の彼らのみずみずしさが半端ない。
そして、ウシクにどっぷりハマるきっかけになった作品でもある。
だって、ウシク演じるウンはずるいのよ。ダメっぷりを発揮しつつも、可愛いく、優しく、おまけに天才画家。
ともあれ、「その年、わたしたちは」には春や新緑が似合う優しいドラマ。悪役が当時しないのも爽やかに拍車をかける。
優しい気持ちになれる癒し系恋愛ドラマとしてカンペキです!
『二十五、二十一』
「なんつータイトルじゃ」
というのがこの作品の第一印象。
でも蓋を開けて見れば、実は綿密に計算された大人のための青春ドラマ。
ポケベルが存在した1990年代を懐かしむと同時に、かつて自分もあったウブさや純粋さに想いを馳せつつ、「あの頃」をせつなく思い出すのが正しい鑑賞の仕方。
こちらもキム・テリが高校生を演じているが、これがまた、「違和感ゼロ」で本当に高校生に見えるのがすごい。俳優力の素晴らしきかな。
毎週の放送が待ちきれない系のドラマだった。
『ユミの細胞たち』
3Dアニメとのハイブリットというチャレンジングな作りがイケてるこの作品、もう、どっぷり「細胞たち」にはまります。なんてったて細胞たちが可愛すぎるのよ。
S1ではユミとウン、S2ではユミとバビ。
どちらのシーズンも、恋愛ドラマに欠かせないときめき、せつなさ、悲しみが遺憾無く表現されていてハマる。もう、何回も観てしまった。
S3もありそうな終わり方なので、続きを期待。
恋って痛いけど、それでも人を成長させるのよね。
こちらも激推し。
4.人間ドラマでもさすがな韓ドラ、守備範囲広し
『私たちのブルース』
韓ドラのすごいところは、幅位広い層に向けて、様々なタイプのドラマが制作されているところだと思う。
その中でも今年2番目に気に入っているドラマが「私たちのブルース」。
ベテラン俳優がてんこ盛りのオムニバスドラマなんだけど、これが泣かせる。まさに「ブルース」なドラマなのだ。
イケメンイメージの強いイ・ビョンホンが、冴えない中年のおっちゃんとして出てきたり、俳優もチャレンジしてる。
兎にも角にも、ベテラン俳優たちの演技力を堪能できる大人のドラマ。主題歌も素晴らしき。
2022年、一番号泣したドラマかも。
『アンナ』ディレクターズカット版
すごく個性的な作品。
「信じればそれが真実」と言わんばかりに嘘を重ね、他人の経歴を盗み、昇りつめていくアンナ。哀しくも逞しい影ある女の話で、暗いと言えば暗いんだけど、どうしようもなく引き込まれる、独特な魅力があるドラマ。
劇中に流れるバレエ曲『エスメラルダ』がいつまでも耳に残って離れない。ある意味芸術性の高い作品だと思う。
絶対ディレクターズカット版で見てほしい。
『夫婦の世界』
評判は聞いていたけど、こりゃすごい。
ドロドロ不倫系の話ながら、それだけでは収まらない深みがある。依存や執着といった人間の負の側面をサスペンスを交えて描いていく手法は素晴らしき。
ちなみこの作品、英国ドラマ「女医フォースター」のリメイクだけど、実際のところ、本家よりこちらの方が断然面白いと思う。
濃厚な人間ドラマで見応えバツグン!
ちなみに『愛の不時着』で耳野郎を演じたキム・ヨンミンが、悪い男で登場するのも見どころの一つ。
最近、Netflixでも配信開始された模様。
5.バラエティと恋愛リアリティショーも韓国強し!
『脱出おひとり島』S1
バラエティや恋愛リアリティーショーも韓国強し!
気軽に見始めたら、ハマるハマる。
下手な恋愛ドラマより見応えある、男と女の感情のもつれに釘づけ。
現在、シーズン2も絶賛配信中。お正月のお楽しみになりそう。
『賢い山村生活』
言わずと知れた「賢い医師生活」の番外編バラエティ。
2021年にどっぷりハマった本編の余韻をこの番組で味わいつつ、俳優たちの素の姿を堪能できる贅沢な番組。
ドラマのキャラとはかけ離れた俳優もいて、意外な発見あり。
『ユンステイ』
「その年、わたしたちは」でチェ・ウシクにハマったことがきっかけで視聴。「ユン食堂」シリーズから派生した番組。
パク・ソジュン、ユン・ヨジョン、イ・ソジン、チョン・ユミ、そしてチェ・ウシクが、海外のお客様を韓屋でおもてなしをするという贅沢な設定がときめく。
もう、ウシクの魅力爆発です。彼の英語が聞けるのも見どころのひとつ。
2022年で最もイケてるバラエティです。
6.日本のドラマだって巻き返し
『エルピス』
なんと言っても2022年、日本ドラマのダントツ1位はこれでしょう。内容がチャレンジングなのはもちろん、脚本が素晴らしかった。そして、俳優たちの演技バトル。
めちゃ見応えありの作品です。
個人的にはやさぐれ中年村井PDを演じた、岡部たかしの演技に萌えた。
『新聞記者』
Netflixに登場した日本ドラマということで興味津々で鑑賞。こちらも社会派ドラマだけど、予算潤沢なんだろうな。映像もキャストもイケてる。そして映画版より断然こっちのドラマ版推し。
横浜流星の演技が光ってました。
7.AppleTV+配信ドラマは渋め名作の宝庫
『WeCrashed 〜スタートアップ狂想曲〜』
めちゃめちゃおすすめのドラマ@アメリカ。
WeWorkの創立者アダム・ニューマンとその妻レベッカを中心に展開する、実話からインスパイアされた物語。
まずは俳優が豪華。ジャレッド・レト、アン・ハサウェイ主演とくればもう期待しかないし、実際に期待通りの面白さ。
『セヴェランス』
「セヴェランス」は地味にすごいスリラー系ドラマ。
ドラマの設定である異様な世界にズブズブとハマってしまうだけでなく、意外な展開もドギマギさせる。
「えーっ!ここで終わるの?」というところでS1が終了するのもニクい。絶対続きがみたくなるやつ。
それにしてもAppleTV+配信のドラマは良質なものが多い。韓国ドラマ「PACHINKO」もかなりイケてるドラマだったし。
渋いけど、面白い作品が多いのも、AppleTV+の特徴かも。
8.お正月に是非観てほしい、おすすめの韓ドラいろいろ
その他にも面白かったドラマは多数。
特に韓ドラ。
たとえば・・・
①自閉スペクトラム障害を持った弁護士ウ・ヨンウに癒される「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」
②ラブコメの王道としてお気軽に楽しめる「社内お見合い」
③ファン・ジョンミンの魅力が炸裂の「ナルコの神」
④時代劇ながら現代的。ベテラン俳優の迫力が見どころの「シュルプ」
⑤クァク・ソニョンの魅力にやられるお仕事ドラマ「エージェントなお仕事」
などなど。
これらの作品についてもnoteやTwitterに書いているので、リンクを貼ってみた。
お正月に観るドラマ候補としてもオススメです。
にしても、やっぱり韓ドラにハマった一年。
おまけに今年は(今更ながら)BTSにハマり、釜山コンサートやメンバーの入隊を動画で見守るなど、例年以上に韓国コンテンツにお世話になった。
とはいえ、「エルピス」を見て刺激を受けている今日この頃。日本のドラマを応援していきたい気持ちが盛り上がった一年でもあり。
さて、動画配信サービスがなければもう生きていけない私ですが、2023年も時間の許す限り、配信ドラマや映画を堪能する予定。
note記事も無理なきペースで感想を書きたいな。
引き続きどうぞよろしくお願いします♪
みなさま、良いお年を!