【女性の皆さんへ】子宮頸がん検診はいつから、どのタイミングで受ければいいの?
子宮頸癌は20歳代後半から罹患率が徐々に上がり、40歳代にピークを迎える病気で、他のがんと比べても若い年代の方が多くかかるという特徴があります。
どんな人は子宮頸がん検診を受けた方が良いの?
このような悩みをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、
・ 子宮頸がん検診の対象は?
・ どれくらいの間隔で検診をうけたほうがよいの?
といったことを解説します。
子宮頸がん検診の対象者は?
■ 子宮頸がん検診は20歳以上の女性が対象
子宮頸がん検診の対象は20歳以上の女性で、2年に1回子宮頸がん検診を受けることが推奨されています。
子宮頸がんは若い女性がかかるがんという特徴があり、特に近年、20、30歳での罹患率が上昇しています。
子宮頸がん検診を定期的に受けることで、がんになる手前の前がん病変(異形成)の段階や、がんになっていたとしても進行する前の段階で見つけることができます。
そのため、20歳を超えた方は検診に行くことをお勧めします。
■ HPVワクチンと検診の組み合わせはがんを95%予防する
2価、4価のワクチンを受けた方は6-7割、9価のワクチンを受けた方は約9割子宮頸がんを防ぐことができます。
そして、HPVワクチンと検診を組み合わせて行うことで子宮頸がんの95%を予防することができるとされています。
したがって、HPVワクチンと検診の両方を行うことで、より子宮頸がんの効果的な予防を行うことができるようになります。
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■ 定期的な検診ががんの早期発見に繋がる
子宮頸部異形成(子宮頸がんの前段階)や子宮頸がんの初期は、自覚症状がほとんどありません。
またHPVの持続的な感染ががんの原因になるため、過去に受けた検査が大丈夫でも、今後も継続して必ず大丈夫と保証することができません。
しかしながら、病気を早期に発見することができれば、子宮を残して治療できることもあります。
そのため、定期的に検診を受けることが重要になります。
まとめ
子宮頸がんは他のがんと比べても、比較的若い方がかかるという特徴があります。
HPVワクチンを受けるだけでなく、定期的な子宮頸がん検診も合わせて行うことが、子宮頸がんの予防・早期発見のために大切になります。
引用文献
https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/summary.html
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/19521965/
もっと詳しいことが知りたい方はこちらのサイトをご覧下さい。
» みんパピ!:子宮頸がん検診はいつから、どんな間隔で受ければ良いの?