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『モルック世界大会in函館』の大会運営ボランティアに参加した④【全4回】

2024.08.23-25
ヨーロッパ以外での初開催となるモルック世界大会が北海道函館市で開催されました。

第4回目です。今回が最終回!
2800文字超えてしまった。長くなりましたが、宜しければご覧ください。

第1回から第3回はこちら↓
『モルック世界大会in函館』の大会運営ボランティアに参加した①
『モルック世界大会in函館』の大会運営ボランティアに参加した②
『モルック世界大会in函館』の大会運営ボランティアに参加した③


2024.08.25 モルック世界大会上位トーナメント

前日予選リーグが終わり、昭和公園では予選上位2位までの100チームがトーナメントで戦います。
上位トーナメントは1回戦〜4回戦、準々決勝、準決勝、決勝戦までが行われます。
まだまだ長い世界一への道のり。

前日の予選リーグで3位以下の約200チームは函館高専会場でフレンドリートーナメントを行います。


この日も集合は6時。

前日藤村さんにサインを頂いたスタッフTシャツ(未洗濯)を着てトートバッグを肩に掛け、自転車で向かいます。一応、『仕事論』をバッグに入れて。
前日の日差しの影響で、すでにサーファー並みに日焼けしております!
帽子は被っているので顔の下半分が焼けている状態…。そして唇に何やら異変が…。下唇が腫れてる?
火傷状態で下唇が腫れ上がっているのです。

時計の跡。皮膚が焦げました。


安定のトップ到着!

やる事は前日と同じです。入口での案内と場内での整理。もう慣れたもんです!前日より昭和公園で試合するチームも少ないですし。

かなり余裕あったのに写真撮らなかった…。
この日の写真が何もない。
という事で前々日、前日の写真。

奥に見える山は函館山
函館湾浄水センターが臨時駐車場
この日も朝月は見えました。秋が近づいてます。

普段の生活とは違う、炎天下に立ち続け駐車場前で棒を振る作業に楽しさを感じていました。これはこれで『面白い』です。

ちょっとした日常の刺激。いつもとちょっとだけ違う。強い刺激や大きな環境の変化は苦手だけど、これくらいは心地いい。そんな心境でしょうか。
日差しは強刺激で容赦なかったですが…。


お昼休憩

試合会場へ行って試合の様子を少し覗くとどうやら藤村さんのTEAM HTBは勝ち上がっている様子。もしかして世界一もある!?
大会自体も大きなトラブルも無く進んでいる様子。

私はお弁当を食べてまた駐車場で棒を振ります。

15時半頃

協会の方から駐車場の整理は終了して、これから行われる決勝戦をぜひ観てくださいとの案内。
大会本部へ行き、名札を返却して、私のボランティア活動が終了しました。
記念にとの事で、出場チームが貰えるバッジとリストバンドを頂く事が出ました。嬉しい!

割れたモルック棒の再利用で作られたそうです。


決勝戦

いよいよ世界一のチームが決まります。
決勝戦は
『明石モルック倶楽部』🇯🇵(日本)VS 『Oh la la』🇫🇷(フランス)

藤村さんのチームは残念ながらベスト16で敗退。でも世界9位タイって事ですから凄いですね!

たくさんの観客が決勝戦用コートの周りを取り囲みます。NHKやHTBなどのテレビカメラもいます。
その中で私はまた藤村さんを見つけました!何でしょうか。やっぱりオーラが出てるんですねぇ。
藤村さんが見物してる真後ろに移動して、決勝戦を観戦します。

TEAM HTBの解説を聞きながら決勝戦を観戦

4セット先取の7セットマッチ。

最初の2セットを『Oh la la』🇫🇷が取ります。
やはりヨーロッパのチームは強い!
しかし『明石モルック倶楽部』🇯🇵も強い!ここから3セット連取して優勝に王手を掛けます!

6セット目。
モルックを詳しく知りませんし、セオリーも分かりませんが次の一投で優勝が決まるというのは分かります。
そこにはもの凄い緊張感。誰もが息を呑む空間がありました。
放たれたモルック棒は狙いを定めたスキットル(点数が書いたピン)に向けて真っ直ぐに当たり、その瞬間『明石モルック倶楽部』🇯🇵の優勝が決まりました!!

どのチームも自分たちが世界一になりたい!という思いはあったでしょうが、そんな事を忘れて『明石モルック倶楽部』の世界一を祝っていました。
敗れた『Oh la la』にも惜しみない拍手が送られました。
スポーツの感動を目の前で見る事が出来て本当に良かったです。

最後のミッション

決勝戦が終わり、目の前の藤村さんたちは閉会式を待つ事なく、「さて行きますか〜」と私の横を通り帰って行きます。
私はこの最後のチャンスを逃してはいけないと、藤村さんを追いかけて声を掛けます!

たくさんのファンと写真を撮ったりサインをしていたので、昨日の私の事など覚えてはいないでしょうが
「藤村さん!すいません!昨日もサイン頂いたのですが、この本にサイン頂けますか?」
私は藤村さんの著書『仕事論』を差し出します。
「いいですよ〜」
快くサインをしてくれました。
付箋がビッシリ貼られた本に対して、
「こんなに付箋貼ってくれちゃって〜」
「私のバイブルで!何度も読んでます!」
「いや〜ありがとうございます!」
と会話しました。

握手をしてお別れしようとしたところ、藤村さんと一緒にいらした方が「写真はいいんですか?」仰ってくださいました!
昨日撮って頂いたので遠慮しようとしてた所に思いがけないパスを頂き、写真も撮らせて頂きました。
本当にありがとうございました!

改めて帯を見ると『面白いと思ったことしかやらない』と書いてる。私の『面白い』の探求に通じます。
2日続けてサイン。本当にありがとうございます!


藤村さんはその後もファン対応をしながら会場を後にされました。


表彰式、閉会式

なぜか最前列で表彰式、閉会式を観てました。またまた立っていた位置がステージ前の最前列だったようです。

日本モルック協会代表理事の八ツ賀秀一さんの最後の挨拶をもって全てのプログラムが終了しました。

後から知ったのですが、モルック協会を立ち上げた八ツ賀秀一さんはご夫婦で函館五稜郭病院にお勤めでそのような経緯で今回函館に世界大会を誘致したとの事でした。

終わりに

最初にボランティアに応募した際にはマイナースポーツだと思っていたモルックでしたが、そこに情熱を向けるたくさんの方々がいました。老若男女が楽しめる本当に素晴らしいスポーツでした。

選手の皆さん、協会スタッフの皆さん、応援された皆さん、ボランティアスタッフの皆さん、全員本当にお疲れ様でした。

いつかモルックがオリンピック種目になったら嬉しいですね!これからもモルックを楽しむ人が広がっていく事を願っております。

このモルック世界大会に関われて本当に良い経験だったと感じております。

翌日

うちの彼女さんが
「うちの職場でモルックのチーム作ろうって話出てるんだよね。一緒に入ってくれない?」

モルックのチームがまた1チーム増えるようです。
次は選手としてモルックに関わるかもしれません。


〈終わり〉


読んでくれた全ての人へ!
最後まで読んで頂きありがとうございます。
ご感想などお寄せ頂ければ励みになります。

『日本初のモルック世界大会で大会運営ボランティアに参加した者』
ミノキシジルでした。

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