【エッセイ】鳴き雪とほうじ茶
21時に仕事を終え、帰宅して一息ついた後、徒歩でジムへ。今夜はだいぶ冷え込んでいます。天気アプリにはマイナス10℃の文字。そして体感温度はマイナス15℃。冷凍庫と間違いそうな寒さに納得です。
「ほぼ冷凍庫だな……」
まだ誰も足跡をつけていない雪を踏むと、足元でキュッキュッと音が鳴りました。「鳴き雪」と呼ばれるこの音が、静かな夜に心地よく響きます。
ジムで90分ほど汗をかいた後、外に出るとやっぱり冷凍庫でした。鳴き雪の声を聞きながら、歩いて帰りました。
帰宅して、温かいほうじ茶を淹れました。湯気が顔にふわりと触れて、冷えた体をじんわりと温めてくれます。冬の夜のささやかな幸せです。
いつもやりとりさせていただいている親愛なるSAIさんの詩がとても素敵ですので、ここに紹介させていただきます。
こちらは白湯の詩で、とても心が温まります。いつもありがとうございます。