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【連載】気まぐれに音楽の話を【黒沢健一 編】
『L⇔R編』『MOTORWORKS編』に続き、シリーズ三部作の完結編となる『黒沢健一編』です。L⇔R活動休止後のソロ活動やユニットでの活動について、今回も紹介するアーティストの曲を聴きながら、超個人的な感想を綴っていきます。どうぞお付き合いください!
◾️黒沢健一とは
高校生時代、アマチュアバンドで参加したコンテストで、小室哲哉から特別賞を与えられる(後のL⇔R「(I Wanna)Be With You」)。その楽曲がきっかけとなり、19歳で作曲家としてデビュー。南野陽子、島田奈美らに楽曲を提供する。
1990年頃、個人的に作っていたデモテープ(後のL⇔R「Love is Real?」)が、知り合いであった音楽プロデューサー・岡井大二(元四人囃子)の耳に止まり、当時ポリスターレコードのプロデューサーだった牧村憲一に紹介、L⇔Rとしてデビューへのきっかけとなる。
1990年、弟の秀樹、友人であった木下裕晴の3人でL⇔Rを結成し、グループ活動を開始。1991年、ミニアルバム「L」でデビュー。以後13枚のシングル、7枚のアルバムを発表。
1998年、「CONCERT TOUR '97 "Doubt"」終了後L⇔Rの活動休止を発表、ソロ活動に入る。
ソロ名義での作品リリースの他、curve509、Science Ministry、健'z(健'z with Friends)、MOTORWORKS、ハンキー・パンキーなどのグループ活動も精力的に行う。その他、音楽プロデューサー、作曲家としての活動も続けている。
2016年10月3日、自身の公式サイト上で、脳腫瘍の治療中であることを公表。2015年10月のライブのリハーサル中にめまいを起こしたことをきっかけに検査をした結果発覚し、その後入退院を繰り返していた。
同年12月5日に脳腫瘍により逝去。48歳没。
◾️黒沢健一との出会い
黒沢健一さんとの出会いは、まさにL⇔Rとの出会いそのものでした。L⇔R活動休止後も3人のソロ活動を追い続けていましたが、中でも黒沢健一さんはソロ活動に加え、『MOTORWORKS』などさまざまなグループでも活動しており、どれも『黒沢健一』として素晴らしい作品を残してくれました。
ソロのファーストシングル『Wondering』を聴いた時は、これからのソロ活動への期待が膨らむばかりで、いつかまたL⇔Rとして活動してくれると信じていました。
また、黒沢健一さんはソロ以外でも、木下裕晴さんらと組んだバンド『curve509』や、黒沢秀樹さんとのユニット『ハンキー・パンキー』でも活動していました。なので3人が不仲だったりしたわけではありません。ただ、L⇔Rとしての共通の道が見つからなかっただけだったのかもしれません。
ちなみに『curve509』もめちゃくちゃカッコいいですよ!
◾️おすすめの一曲
黒沢健一さんのソロ曲も、やはり素晴らしい作品ばかりです。彼はメロディメーカーとして、多くの名曲を生み出してきました。その中でも、あえて一曲選ぶとしたらこの曲です!ここに貼り付けられる音源や映像がある中から選びましたが、それでも『PALE ALE』は特にお気に入りの一曲です。
この曲は、アニメ『HUNTER×HUNTER(OVA)』のオープニングとしてタイアップされていて、今聴いてもやっぱりかっこいいと思います!
◾️好きなポイント
黒沢健一さんは曲を先行して作り、最初は英詩をあてた後に日本語の歌詞をはめ込んでいくのが基本的なスタイルのようです。歌詞に重きを置いていないわけではないと思いますが、やっぱり魅力はメロディなんです!どこがどう好きなのか具体的に説明できないのですが、音楽のことはあまり詳しくないので(笑)、とにかく好きなんですよね〜!
もちろん、素敵な歌詞の曲もたくさんあります!特に『This Song』なんて、歌詞がとても良いんです。
◾️ライブ
残念ながら、黒沢健一さんがソロになってからのライブを見ることはできませんでした。いろいろな事情が重なり、趣味に割くお金と時間の余裕がなかったのです。今となっては本当に悔しい思いでいっぱいです。
◾️余談
黒沢健一さんは他のアーティストへの楽曲提供もされていました。その中でも、森高千里さんの『気分爽快』は超有名な曲ですよね。この曲の作曲が黒沢健一さんだということは、意外と知られていないかもしれませんので、ここでご紹介します!
ビールのCM曲としても使用されていたので、40代から50代くらいの方なら、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
◾️終わりに
L⇔Rの活動休止後、3人はそれぞれソロ活動を行い、三者三様の素晴らしい作品を生み出してくれました。活動休止後もファンクラブは継続され、3人の活動を応援し続けていました。復活を願い続けていたものの、しばらくしてファンクラブの解散が発表されます。最後のファンクラブ会報には、洋楽カバー曲を演奏したCDが収録されていました。その会報のブックレットには、『L⇔Rの解散はない』と明記されており、今でもL⇔Rというバンドは心の中で生き続けています。
黒沢健一さんが生み出した名曲の数々は、今でも私の心に響き続けています。
これで『L⇔R、黒沢健一』三部作は完結となります。最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
『気まぐれに音楽の話を』、次回もお楽しみに!
読んでくださった皆さんへ!
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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『アルバム「first」を聴きながら』
ミノキシジルでした。