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【エッセイ】1人カラオケ

1人カラオケに行ってきた。

歌うのが好きだ。通勤中の車内で、お気に入りの曲を流してよく歌っている。

20代の頃は、友達としょっちゅうカラオケに行っていたものだ。しかし、結婚して子供ができてからは、すっかり足が遠のいてしまった。それが、去年ふと1人カラオケに挑戦してからというもの、時々通うようになった。
朝や昼から行くと安く済むので遊ぶのにはとてもいい。

だが、1つ悩みがある。

私は音痴なのだ。

最近のカラオケには精密採点という機能があり、音程が細かく解析される。これを見ると、私はよく音を外しているらしい。ずっと外れっぱなしというわけではないが、とにかく頻繁に外れている。特に小節の入りで音を外してしまうことが多い。音域も狭くて、高い音は裏返ったりすることがある。そして、その「外れ」を感じ取る耳を私は持っていないようだ。直しようがないのだ。
時間とお金に余裕があればボイトレとか行ってみたいものだが、趣味でそこまでする必要もない。

もちろん、趣味で1人で歌っているのだから、誰にも迷惑はかけていない。しかし、採点画面を眺めながら「外れてるなぁ」と思うと、少しだけ楽しい気持ちが薄れてしまう気がする。採点をやめれば良いと考えるかもしれないが、目の前に採点があれば、ついつい挑戦してしまうのだ。

もう一つ気になるのは、昔からこんなに音が外れていたのだろうか、ということだ。これまで誰かに指摘された覚えはない。もしかして、外れすぎて言えなかったのかもしれない。それともみんな優しすぎて指摘出来なかったのだろうか…。

なんてことを言っているが、4時間もぶっ通しで歌い続け楽しんだ。
結果、喉がガラガラになってしまった。
帰宅してから子供たちに「風邪引いた?声が変だよ」と心配されてしまった。

とにかく今日も最高に楽しかった!
音を外しながらもまた歌いたいと思うのであった!



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『お腹から声を出すという感覚がわからない者』
ミノキシジルでした。

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