才能と添い寝したい
僕は書き手の才能と添い寝したい。
ただ、本を書かせて、発売して、売れた、売れない。みたいに、やり逃げはしたくない。
点の仕事ではなく、線となる仕事をしたい。
見城さんと仕事したことで幻冬舎に転職したし、堀江さんと仕事したことで堀江サロンの教授をやってるし、イケハヤさんと仕事したことで共同サロンやったり、noteやってたりしている。
要は自分が好きで関わった書き手とは、編集者の関係を超えてなんだかやたらと深く付き合っている。
9/8に格闘家の青木真也さんの本が出る。
大学時代からファンだった。
でも、この格闘技が大不況の時代に、厳しい勝負だと思う。
でも本を出して、やっぱり厳しかったね、おしまい、にはしたくない。
青木真也という才能を線で繋げていきたい。
いま僕が持っている人間関係をフル稼働させて、色んな媒体にプロモーションも仕込んでいる。
でも、一連のプロモーションは、今回の本を売ることだけではなく、青木真也という才能を、今まで格闘技を見たことない人にも知ってもらうという意識でやっている。
発売に合わせてチームアオキのオンラインサロンもやろうかと考えていたりもする。
オンラインサロンのメンバー同士が柔術をやるために集まったり、みんなで青木さんの試合を応援しに行ったり、青木さんに直接レッスンしてもらったりする、心地よいコミュニティを作りたい。
noteも青木さん自身がマメに更新することで、かなりいい感じになっている。
本が売れないから、本が売れる著者を選ぶ発想ではなく、自分が信じた才能を本を含むあらゆる手を使ってプロデュースし、マネタイズする道をどうにか見つけたい。
先週、青木さんが韓国でやる試合のセコンドが急遽行けなくなったから、数日前に行かないかと誘ってもらった。
韓国に行くことで本が売れるわけでもないし、はっきり言えば遊び。
他にやんなきゃいけない仕事があるんじゃないかとも思ったけど、行って本当に良かった。
異国の地で二泊三日を共にすることで、インタビューだけでは気づけない魅力をたくさん発見した。サウナや水風呂で、何時間も格闘技や仕事や家族や、やんちゃな話をすることで、深いところまで理解できた。
結局、利益を出さなきゃ単なる自己満足だけど、利益を出すために、仕事の枠を超えて才能とじっくり添い寝していきたいと思う。